年度 | 2010 |
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科目名 | アジア太平洋経済論 |
教員名 | 奥田 孝晴 |
授業概要 | 高度経済成長から通貨金融危機へと今日のアジア経済は大きな変動に見舞われている。かつて「貧困と停滞」のシンボル的存在であったアジア発展途上諸国の急激な経済発展がもたらした社会・経済変動に関わる諸問題点を取り上げ、「アジア太平洋共同体」の今後と、21世紀の日本を含む環太平洋経済のあり方を考えたい。あつかう地域は東アジア(中国、台湾、朝鮮半島)、東南アジア(ASEAN諸国)が中心だが、「トータルな経済領域」としてのアジア太平洋地域経済を総合的かつ構造的に把握する視点を重視する。 |
授業計画 | 1.アジア太平洋経済の特徴と概況(第1~2回) 2.NIESの経済発展と現段階(第3~6回) 3.ASEAN経済の背景と軌跡(第7~9回) 4.中国の改革開放政策(第10~12回) 5.ヴェトナムの「ドイモイ」について(第13回) 6.局地経済圏の生成と社会的変動(第14回) 7.アジア太平洋共同体の展望(第15回) ※学期授業予定回数と必ず一致するものではありません。 |
評価方法 | 出席状況、授業での積極性(課題、発問に積極的に答えて欲しい)、及び学期末に出すレポート課題などを総合的に評価する。特に皆勤者には敬意とともに「ボーナス点」をあげたい。 |
教科書 | |
参考書 | |
メッセージ | この講座は単なる時事問題の解説ではありません。経済発展と社会変動の相互的影響を、主として国際経済学の諸知識をもとにして解析していくのが目的です。またアジア太平洋地域の政治、文化、歴史などについても言及していきます。こうしたことに興味関心のある学生諸君に受講を期待しています。特に、「日本とアジア」、「自分の暮らしとアジア太平洋地域の人々の暮らし」といった、真面目かつ知的テーマを考えたい人向き。 |