経営情報演習A

年度 2010
科目名 経営情報演習A
教員名 鈴木 誠
授業概要 企業を経営する、あるいは企業に投資を考えるときに、企業の状態を知り抜くことこそ最も重要なことです。本講座では皆さんが企業の状態を知るために必要となる経営情報について基礎から学びたいと思います。2年生までの間に財務や会計に関する授業を履修していることが望ましいと思いますが、これからイチから学ぼうという姿勢を持って受講する学生も歓迎します。本講座は「演習」ですから、多くのケースを皆さんに分析してもらう予定でいます。なお、関数電卓(四則演算だけでは足らない場合があります)を持参してください。レポートの提出はA4サイズのレポート用紙かA4サイズの紙にプリントアウトして提出すること。詳しい書式についてはガイダンスで説明します。
授業計画 ガイダンス(経営情報分析とはどのようなことか?授業の進め方、宿題の提出の仕方やフォーマット、成績のつけ方など)
企業の強さと弱さの発見:P9-P28
企業の収益力の分析①:P29-59
企業の収益力の分析②:P60-77
企業の収益力の分析③:P78-100
具体的なケースの分析I 事前に好きな企業のアニュアルレポート(年次報告書)を印刷し、持参する。授業では各自持ち寄った企業の分析レポートを作成する。
損益分岐点分析:P101-118
具体的なケースの分析II 先日のアニュアルレポートを利用して損益分岐点分析を行い、レポートにまとめる。
企業の安全性分析①:P119- P133
企業の安全性分析②:P134-170
具体的なケースの分析III 先日のアニュアルレポートを利用して企業の安全性分析を行い、レポートにまとめる。
生産性分析①:P171-190
具体的なケースの分析IV 先日のアニュアルレポートを利用して企業の生産性分析を行い、レポートにまとめる。
その他の会計処理について:P191-206
これまで提出された優秀なレポートの発表とコメント
評価方法 期末の試験は行いません。ただし、毎回の提出物による評価の平均によって総合評価とします。欠席の場合は0となります。また、欠席が5回になると評定をしませんので注意してください。また、遅刻入室は原則認めません。欠席扱いとなりますから余裕をもって入室してください。
教科書
参考書
メッセージ 経営者とはある意味で医者と同じです。会社は患者。なにか会社に異変が起きた場合、どこに問題があるか?それを見つけて、適切に処置することが経営者に求められている責務のひとつです。本講座では皆さんが経営者となったつもりでいろいろな企業のケースを分析し、どこが優れ、どこが劣るのか診断できるようにしましょう。