年度 | 2010 |
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科目名 | シミュレーションモデル分析 |
教員名 | 竹田 仁 |
授業概要 | 対象システムが大規模化、複雑化してくると、対象の挙動を直観的にとらえることが困難になる。この様な場合、対象システムの挙動などを観察するのにシミュレーションを利用する。シミュレーションとは、現実の問題を実際の場ではなく、代用のモデルを作ってその上で実際にあるのと同じような場合の実験をして評価しようとする方法で、OR(オペレーションズリサーチ)の有力な手法の一つである。この授業は講義と実習を並行して実施する。実習は、講義内容に沿った形で表計算ソフト(Excel)などを使用する。将来業務の中で複雑な経営上の様々な諸問題の問題解決ツールとして、学生諸君には必須技法でもある。シミュレーションの目的や用途を経営や情報システムの設計、運用にどう使うかを中心に考察する。なお、本授業は毎回、講義と実習をセットにした2コマ授業で行われる。 |
授業計画 | 1.シミュレーションの目的と機能、シミュレーションモデル分析 2.シミュレーションの概要(確定的および確率的なモデル)[講義と実習] 3.シミュレーションの概要(擬似乱数)[講義と実習] 4.モンテカルロ・シミュレーション[講義と実習] 5.経営シミュレーション I [講義と実習] 6.経営シミュレーション II [講義と実習] 7.生産在庫シミュレーション I [講義と実習] 8.生産在庫シミュレーション II [講義と実習] 9.計量経済モデルシミュレーション I [講義と実習] 10.計量経済モデルシミュレーション II [講義と実習] 11.システムダイナミックスシミュレーション I [講義と実習] 12.システムダイナミックスシミュレーション II [講義と実習] 13.ビジネスゲームとシミュレーション I [講義と実習] 14.ビジネスゲームとシミュレーション II [講義と実習] 15.待ち行列モデルシミュレーション[講義と実習] |
評価方法 | 学期末試験を評価の対象とするが、出席、実習の際の提出物を加味する。 |
教科書 | |
参考書 | |
メッセージ | 以前は、シミュレーションはモデル作成、プログラミングに時間と労力を費やし難しい学問であると思われてきたが、現在ではコンピュータの力を借りて非常に楽にモデリングと計算ができるようになった。従って、いかに問題意識を持つか、何を評価したらいいかが重要になる。本授業では、初心者でも充分理解できるようにモデリングから詳しく解説する。途中で休むと授業についてこられなくなる可能性がある。受講を決意したら休まないように努力して欲しい。 |