年度 | 2010 |
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科目名 | キャリア研究C |
教員名 | 小林 信武 |
授業概要 | キャリアとは、仕事を通して築いていく人生行路です。職業を選択し職務能力を向上させ生きがいを見出していくことは人生の最重要課題です。人生経験の少ない若者には、「どのような職業を選び如何に能力を向上させていくべきか?」で悩みを抱えるものが少なくない。本授業では、(1)人生におけるキャリアの位置付け(2)時代の変遷を軸に、社会、職業の実際と課題(3)求められる能力を理解させる。これを受けて、受講生に自己分析に基づいたキャリアデザインをさせる。情報学部生の特性も考慮する。実施には、eラーニングを活用し受講生に課題を与え考え記述させる。また、放送メディアを活用することにより実際の企業活動の実態も理解させる。 |
授業計画 | キャリア研究とは? 授業の目的、進め方のオリエンテーション 人生とキャリア 人生の特徴とキャリアの位置付け、キャリア形成の諸問題について解説 自分とは? 自分を知ることは出発点、これまでの自分を振り返りこれからの自分を考えよう。 将来の自分とキャリア キャリアの選択は、「自分に適した職業を選ぶ」と「社会が必要とする職業に適した人を選ぶ」のマッチングです。雇用形態の変化や現状も示す。 時代を知ろう キャリアはその時代によって大きな影響を受け変遷する。これまでの半世紀の変化と今後の半世紀を考える。 社会を知ろう 社会と人の関係、ビジネス社会の実際について解説する。 職業を知ろう “職業とは?”はキャリア研究の中心課題。業界や業態、職種を解説。 キャリアと基本能力 キャリアの前提になる自我の確立、基礎力について述べる。 大学時代を如何に過ごすか? 大学時代は社会人になる準備期間。如何に過ごすかが人生をキャリアを左右する。 キャリアパスと能力開発 キャリアパスとそれに必要な基本能力、専門能力の開発について解説。 キャリアデザインをしてみよう 自己分析、興味を持つ業種と職務、基本能力を踏まえ、キャリアデザインさせる。 情報学部生のキャリアデザイン 情報学部生としての特性や優位性を理解させる。 持続的なキャリアアップのために キャリアは一生の問題、時代や状況の変化の中での対処について解説。 社会とビジネスの実相 テレビ放送番組「企業の履歴書」を放映し、各企業の経営者の経営理念、働く人の生きがい、苦労などを理解させる。各回の授業に組み込む。 |
評価方法 | 毎回の出席を基本としアンケート回答を含めた出席点で35%、キャリアデザイン関連の課題で25%、3回予定している課題レポートを40%の割合で評価する。ただし、成績評価の基準は次の通り。AA)理解度が高く、自己の意見が明確である、A)理解度あるいは意見のいずれかが普通、B)理解度、意見のいずれも普通、C)理解度、意見が不十分、D)理解できていない、また自己の意見が不明 |
教科書 | |
参考書 | |
メッセージ | キャリア形成は、就職という狭い目的でなく一生の課題です。また、個人個人で異なるものです。キャリア“研究”の名の通り、受講生と教官の双方向コミュニケーションで意義のある授業にしよう。 |