年度 | 2010 |
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科目名 | 情報システムと経営活動(S) |
教員名 | 八卷 直一 |
授業概要 | この科目では,情報システム(IS)」とはどんなものか,ISについて何を勉強していくか,特に企業活動との関連で,全般的な展望を与えることをねらう.選択科目ではあるが情報システム学科生は2年生のうちに履修してもらいたい.情報システムの歴史,ソフトウェア開発技術の歴史を学び,SEの仕事の中身を知ることを目的とする.特に,情報システムの企画,設計,開発,運用などに関わったり,利用する仕事をしていこうとする者は是非履修されたい. 目標とする成果は,「情報システムの歴史とシステム開発技術の歴史を習得し,情報系の仕事を目指す学生諸君が,SEの仕事の基礎を身につけること」である. |
授業計画 | 1.イントロダクション コンピュータの歴史を概観する 2.イントロダクション(2) 情報技術の発展の歴史 3.情報システムの分類 情報システム(IS)の分類と基本的役割りを考える 4.システムとしてのビジネスプロセス 一般システムを考え,ビジネスプロセスをそのようなシステムとみなして,ビジネスプロセスを知る.また付加価値の概念を導入する 5.情報システムの実際 実際の情報システムがどんなものかを,ある企業の実際の情報システムの例で詳しく見る 6.情報システムトソフトウェア 実際の情報システムはソフトウェアによって実現している。ここでは、ソフトウェアのなんたるかを知る。 7.新しい情報システムの発展 最近の情報システムの発展を概観し,今後を予測する 8.情報システムの開発 情報システムの開発技術を歴史的観点から分析する. 情報システムの開発の諸段階を知ると共に,開発の諸方法,伝統的開発法,プロトタイピング,パッケージの利用などの開発法,あるいは必要なシステムをその都度オンラインで借りてきて使うなどのISの導入法を学ぶ.またプロジェクト管理としての諸相があることを学ぶ. 9.情報システムと人間 情報システムと人間,環境,社会との関係や情報モラルなどの問題 10.情報化と社会 情報化あるいは情報システムにより社会がどのように影響されるか変わったか 11.e-ビジネスとセキュリティ 新しいビジネスモデルとその周辺でのセキュリティーの問題と対策 12.情報システム産業と人材開発 コンピュータ産業,情報産業の構造の変化と多層化を知り,さらに情報技術試験の制度,情報技術者のキャリアパスなどを知り,今後の学習計画の参考になるようにする 講義の随所で,できるだけ具体的な事例や,情報システムをめぐる新聞記事やカレントな話題に触れるようにする. |
評価方法 | 主としてレポートで評価する。ただし、授業のなかで随時行う小テストも参考にする。 |
教科書 | |
参考書 | |
メッセージ | 「情報システム(あるいは単にシステム)」という言葉はよく出て来る.それらは,そこで,新聞を毎日読んで,この用語が出ている記事を見つけて切り抜いておいてみて下さい.(これを使う問題を宿題や期末の課題に出すこともある.) 就職試験のときに必要だからと,その直前になって新聞を取り始めたり,読み出したりしても,読み方もわからず,必要なことを読み取ることもできない.その準備としても,2年のうちから読み始めてください. |