情報学序論

年度 2010
科目名 情報学序論
教員名 松原 康夫
授業概要 情報化の進展につれて、我々はリアルな世界だけではなくバーチャルな世界をも包含した世界に住んでいる。こうした状況の中で「情報学」を構築する必要性が高まりつつある。「情報学」とはどのような学問なのか。「情報」に関連のある学問や考え方を取り上げて「情報学」のあるべき姿を探る。具体的には以下のような話題を取り上げる。
授業計画 情報概念の分類
広い意味の情報
狭い意味の情報
情報理論
情報量の概念
エントロピーと熱力学
情報変換と計算
計算できるということ
計算の手間
暗号系と量子コンピュータ
生物とオートポイエーシス
記号と意味
意識の問題
評価方法 基本的に期末試験によって成績を決定するが、出席状況や課題の提出状況をも考慮する。内容が多岐に亘るので、おおよそ8割の人が達成できるラインを合格とする。
教科書
参考書
メッセージ 情報学とは、コンピュータあるいは情報を扱うスキルではない。「情報」が人間の生きる世界にとってどのような意味を持つのか、それを考えてほしい。「情報」という概念の広大さを感じ取ってもらうことが目的である。耳慣れない話をたくさんするので、好奇心の旺盛な人に受講してほしい。