商業科教育法 II

年度 2010
科目名 商業科教育法 II
教員名 新井 立夫
授業概要 今日、産業の各分野における技術革新の進展や就業構造の変化に適応してゆくことが商業教育の新たな課題となっている。それにともない、商業教育の内容も一層幅広い領域を扱うことになってきている。商業科教育法Ⅱでは、社会変化に対応する能力の育成、自己教育の育成、自己の価値観の確立という観点から、模擬授業を中心に「課題研究的学習法」を学ぶ。
さらに、商業科教育法Ⅰで学習した内容に続いて、改訂学習指導要領の趣旨および教科・科目の目標、内容ならびに学習指導法、学習指導計画等について理解させる。
授業計画 1 現行学習指導要領と商業科目の学習内容の理解とねらい
2 学習指導の基本的性格、学習指導の形態、学習指導法
3 商業各科目の学習指導
4 指導計画の概要・指導計画・指導案作成の前提条件
5 年間指導計画・指導案作成と実施
6 評価の基本と商業教育の評価
7 教育課程の概念と編成の基準
8 模擬授業 (国際経済分野科目)
9 模擬授業 (経営情報分野科目)
10 模擬授業 (流通ビジネス分野科目)
11 模擬授業 (簿記会計分野科目)
12
13 課題研究の指導内容と指導法
14 総合実践の指導内容と指導法
15 新しい商業教育の展望と課題
評価方法 定期試験及び教師にふさわしい学習態度・出席状況・指導計画・指導案・模擬授業内容・課題学習提出物等を総合的に勘案して評価する。教師を志す者としての授業に対する心構えが大切である。授業時間に遅れることなく積極的に学習し,できるだけ多くを吸収しようとする熱意が必要である。
教科書
参考書
メッセージ 商業教育の基礎的内容について講義した後、演習・発表・討論・助言の形式で実践的・体験的な授業展開とする。魂の入った、熱意ある取り組みで、高等学校の教壇に教師として立つための確固たる努力を期待する。(必要な教科書は各自で購入のこととする)よって、高等学校商業科の教員としてふさわしく、身だしなみを整え、髪の色・髪型に関しても、他者に不愉快な印象を与えない格好で出席すること。守れない者は、ビジネスをつかさどる商業科の教員としてふさわしくないので、履修を控えてください。