政治学

年度 2010
科目名 政治学
教員名 藤嶋 亮
授業概要 現代の政治は、グローバル化や社会の根本的な変容(「脱成長社会」)という流れの中で、大きく変化するとともに、複雑化しています。本講義では、まず、このような現代政治を理解するための基本的な考え方や、概念、理論の枠組について整理します。その上で、現実の政治現象についてどのように捉え直すことができるのか、「日本の政治をどう見るか?」、という点にまで踏み込んで、考えてみたいと思います。
授業計画 ガイダンス/現代政治をどう見るか?
現代社会の変化
政治の役割・課題とは何か?
政治と権力
権力をめぐる諸理論
支配の正統性
エリート理論
現代民主政と非民主的体制
現代民主政の成立
「ポリアーキー」
全体主義体制と権威主義体制
民主化
現代民主政の制度と類型
政党の発展と変容
政党の役割と機能
政党の類型
政治家のリクルート
投票行動と政治意識
投票行動論
政治意識とマス・メディア
現代社会と公共性
NGOとNPO
市民社会と新しいデモクラシー論
評価方法 学期末の筆記試験によって、成績を評価します。評価基準は以下の通りです。AA)出題意図に合致し、内容が特に優れている、A)出題意図に応じた内容である、B)出題意図を踏まえているが、内容がやや不足、C)出題意図の理解がやや不十分、D)出題意図を理解していない。
教科書
参考書
メッセージ レジュメを配布し、それに基づいて講義を進めます。政治学というと、難解そうな響きがあります。しかし、実際は、日々の生活の中の様々な体験や情報から、、社会や政治の問いに気づき、自分なりの答えを考えるための有効な手立てであり、魅力的な学問です。したがって、できるだけ新聞や、テレビ、インターネットなどを通じて、最新の情報に触れるように心がけてください。