ファイナンス

年度 2010
科目名 ファイナンス
教員名 鈴木 誠
授業概要 ファイナンスとは日本語にすれば「金融論」となりますが、本講義では「モダン(現代)」をつけて「モダンファイナンス」を中心に授業を進めます。そこで特にモダンファイナンスを構成する「投資理論」や「企業金融」に重点を置いた授業を行います。
授業計画 ガイダンスとして本講座の説明、スケジュール、評価に関する説明を行います。括弧内は講義で指定したテキストや参考書に沿って進める目安です。
貨幣とは金融経済とはなにか?(金融入門:1章・2章)
金融機関と金融仲介について(金融入門:3・4章)
金利と資産の価格と価値について(金融入門:5章)
証券投資(株式投資)の説明①(プリント配布予定)
株式と債券、銀行預金の違いとリスクについて
証券投資(株式投資)の説明②(プリント配布予定)
証券投資理論の発想の起源について
デリバティブの説明(プリント配布予定)
保険やデリバティブは何のためにあるのか考える。
デリバティブとリスクの移転(金融入門:6章)、アメリカで起きたサブプライムや金融危機を解説する
金融ビッグバンと金融システムについて(金融入門:7章)
金融と景気(金融入門:8・9章)
企業金融とはどういうものか(コーポレートファイナンス入門:I章)
最も重要な資本コストの計算(コーポレートファイナンス入門:I章)
リスク・リターンの再確認と資本コストの関係(コーポレートファイナンス入門:II章)
キャッシュフローの現在価値(コーポレートファイナンス入門:III章)
期末テスト:範囲これまで学習した領域について。教科書・参考書は持ち込み不可とする。試験の形式は穴埋め(語句の選択ではない)50%、計算問題25%、論述25%の予定。詳細は直前に解説する。
評価方法 出席と試験の配分は半々とします。出席の代わりにクイズを行います。クイズを回答することで出欠を確認し、同時にその内容を評価します。試験は筆記、教科書、参考書持込不可です。なお、遅刻は認めません。また、欠席が5回(理由を問わず)となると評定は行いません。
教科書
参考書
メッセージ ファイナンスはミクロ経済学、マクロ経済学、会計学と密接に結びついています。さらに、明確な理解を求めるならばある程度の数学の知識も必要となります。意欲的にこうした関係する講座を受講してファイナンスを学ぶことが理想的です。ただし、皆さんが数学的な知識が弱いと感じた場合は、適宜、授業で取り上げるようにします。私の希望はファイナンスを「学ぶ」というより、最終的には「利用できる」ようになってもらいたいと思います。皆さんを大人として授業を行います。ですから、お互いに効率良く、快適な授業時間を過ごしたいと思います。そこで、妨げとなる授業中の居眠りや私語は禁止とします。場合によっては退席をもとめる場合もありますので注意してください。(欠席扱いになります)ただし、意見や質問は授業中でも歓迎です。