年度 | 2010 |
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科目名 | 産業組織論 |
教員名 | 富田 輝博 |
授業概要 | 産業組織論はミクロ経済学の応用分野である。従って受講者はミクロ経済学を履修済みであること。産業組織論はある特定の産業を取り上げ、その産業を構成する企業間の関係が望ましい状態にあるかどうかを分析する。そして望ましくない状態の場合、改善の方策を提示するという極めて実践性の強い学問である。講義では市場構造、市場行動、市場成果の3つの観点から日本および世界の産業と企業を考察する。講義の後半に、産業のケーススタディとしてビール産業、自動車産業、半導体産業などの産業組織を取り上げる。 |
授業計画 | 産業組織論の課題 ミクロ経済学の基礎 市場構造:集中度、参入障壁 規模の経済性、範囲の経済性、ネットワークの経済性 市場行動:価格設定行動、カルテル 寡占企業の価格政策:囚人のジレンマ 企業系列、企業集団 情報ネットワーク組織と電子商取引 公共政策(1):独占禁止政策 公共政策(2):産業政策と規制政策 ビール産業の産業組織 自動車産業の産業組織 半導体産業の産業組織 |
評価方法 | 小テストまたはレポートおよび期末テスト |
教科書 | |
参考書 | |
メッセージ | 受講者は「ミクロ経済学」を履修済であることが望ましい。関連するビデオやインターネットのホームページを見てレポートを出してもらう。6セメの「ネットワーク産業」と密接な関係があるので、6セメで引き続き履修してもらいたい。 |