情報科教育法 I

年度 2010
科目名 情報科教育法 I
教員名 釈氏 孝浩
授業概要 情報科教員として必要な資質は何か。それは単にコンピュータやネットワークに関する知識や技能だけではない。教科「情報」,特に普通教科「情報」は,技能教育だけを指向するものではなく,広く国民に必要な情報活用能力の育成を目指して設置された必修科目である。情報活用能力は,問題発見と問題解決に強く結びつく。教科「情報」が,実習を多く含み,生徒自身の学習活動を重視するのはこのためである。この授業では,情報科教員として必要な,発見学習,問題解決学習を指導するために必要な知見を,具体的な課題解決経験や,その過程で必要となるコミュニケーションの内省的分析を通して身につける。
授業計画 情報科の特徴と高校教育の中での位置づけ
普通教科「情報」の各科目とそのねらい(1)
普通教科「情報」の各科目とそのねらい(2)
専門教科「情報」の各科目とそのねらい(1)
専門教科「情報」の各科目とそのねらい(2)
情報活用(1)~情報を用いた問題解決~
情報活用(2)~調査学習~
情報活用(3)~コミュニケーション~
情報活用(4)~プレゼンテーション~
メディアリテラシーと情報格差
知的所有権と情報倫理
教育現場の情報環境(1)~ネットワーク構築~
教育現場の情報環境(2)~利用者本位の運用~
教育現場の情報環境(3)~セキュリティ~
実習指導と問題解決学習
評価方法 授業の出席状況、参加意識、模擬授業の内容等を総合的に評価する。
教科書
参考書
メッセージ 学習指導要領の情報関連の内容と、その背景にある指導方針に関する研究発表や、模擬授業を中心とした展開となる。授業担当者以外の諸君は、当該模擬授業の受講生として、また、授業の評価者の立場から積極的に参加してほしい。模擬授業の構築に当たっては、単に教科書の内容を理解して説明するだけでなく、教科書の行間を読み、関連知識を十分に身につけることが必要である。