システム開発技法

年度 2010
科目名 システム開発技法
教員名 長尾 弘修
授業概要 企業経営には情報システムの活用が不可欠です。どんな情報システムがあるのか、そういうシステムはどういう背景で発案され、どんな体制やプロセスで開発・運用されているのか。それに携わるSEの仕事とはどんなものなのか。できるだけ実務に沿って講義をします。個別の技法ではなく、システム開発の全体像を把握してもらうことを目標とします。
授業計画 講義ガイダンス
講義の狙い、目標、授業運営上のルール、評価方法などを徹底します。
企業経営と情報
企業経営ではどんな判断をするにも情報が不可欠であることを説明します。
経営情報システムのいろいろ
代表的な情報システムをいくつか紹介します。
みなさんにも事例を集めてもらいます。
システム化のニーズと企画推進
情報システムが発案され具体化されて、開発運用に至るまでにかかわる人や組織について説明します。
情報システムのライフサイクル
ウォーターフォールモデルについて説明します。
プロセスモデルのいろいろ
ウォーターフォールモデル以外のモデルを説明します。
ソフトウェア開発の基本技術
開発プロセスのいろいろな場面で使われる技法やアプローチについて、その位置づけを説明します。
プロジェクトマネージャーの役割
開発プロジェクトを予定通り仕上げるためには、プロジェクトマネージャーが果たす役割が最も重要であることを説明します。
システム開発の課題
開発の現場にある問題を紹介します。
情報システムの障害
システム障害の原因、その対応、責任の所在など、事例に基づいて解説します。
職業としてのSE
仕事としてみた場合には、ユーザー企業のSEだけでなく、SIやソフトウェア
ベンダー、情報サービス業に、いろいろな役割を果たすSEがいることを説明します。
SE最前線
現在一線で活動しているSEを招いて、その仕事内容、やりがい、喜びや苦しみなどを話してもらいます。
信頼されるSEとは
「周囲から信頼されるSEになるにはどうしたらいいか」話し合ってもらいます。
*上記は、授業の予定回数と必ずしも一致するものではありません。
評価方法 (1)授業への出席(2)授業中に何回か提出を求めるレポートの内容(3)期末試験、この3点で評価します。(1)と(2)に40%、(3)に60%の重みをおきます。
教科書
参考書
メッセージ 私はSEとして、情報システムの開発や運用に関わってきました。私の授業を通して、企業の情報システムやそれに携わるSEの仕事に興味を持ってもらいたいと思います。私との対話、テーマに関する調査、グループでの討議、全員の前での発表など、参加型の授業を目指します。授業に積極的に参加することを期待しています。遅刻、欠席を認めないのは当然です。