教育方法・技術論

年度 2010
科目名 教育方法・技術論
教員名 釈氏 孝浩
授業概要 小学校から現在までの間に各自が経験した膨大な授業時間の中で、印象に残った授業、「良い授業」と思えるものを思い出してみよう。児童・生徒の立場から魅力的に映ったその授業は、なぜ魅力的だったのだろうか。教師の立場からは、どのように設計され、どのような方法論に基づいて工夫されていたのだろうか。プレゼンテーション環境の進歩によって、情報伝達が容易になったように感じられるが、本質的なのは、その内容である。授業と言う局面で、教育的配慮に基づいて工夫された情報伝達とはどのようなものだろう。こうしたことは、経験豊かな教師の持つノウハウのように思われがちだが、授業を対象とした研究に基づく基礎理論が存在する。この講義では、それらの議論を踏まえた上で、教育機器の活用を考える。生徒・教師・教育機器の3者を学習という局面に位置づけ、各種教育機器の特性理解とその効果的な活用方法を考える。過去に得られた知見を考察しながら、教育機器、特にコンピュータとネットワークの教育活用について具体的に考えていく。
授業計画 「良い授業」の記憶
教育方法を考える難しさ~思い込み・先入観からの解放~
授業の様式
授業の歴史
学習形態の変化 ~一斉授業から個別学習・共同学習へ~
学習環境 ~発見学習と問題解決学習~
授業設計
教材研究・教材開発
教育機器の種類と特性
教育メディアとしてのインターネット
遠隔教育
評価技術
教育機器利用実習(1)指導計画の立案
教育機器利用実習(2)ソフトウェアの作成
教育機器利用実習(3)指導展開と評価
評価方法 随時実施する課題レポートとそのプレゼンテーション、試験成績、出席状況等を総合的に評価する。
教科書
参考書
メッセージ 少人数グループによるディスカッションとプレゼンテーションが中心となる。高い参加意識が必要である。