情報法B

年度 2002
科目名 情報法B
教員名 山本 顕一郎
授業概要 「情報」にかかわる法を、主に「コンピュータ・ネットワークの法律問題」について論じる。これらの問題は、憲法・刑法・行政法、民法・商法・民事訴訟法、独占禁止法、著作権法を含む知的所有権法などといった、多くのさまざまな法分野にまたがっている。したがって、多くの法分野から多面的に考察していく関係上、必要となる知識の量も多くならざるを得ない。また、この講義で取り上げる問題については、海外での法制が参考になる場合も多いので、必要に応じて外国の法制度を解説する。
授業計画 ・インフラとしての電気通信に関する法制
・電子商取引
・インターネット上での取引と消費者保護
・インターネットと営業標識
・ネットワーク上での著作権
・インターネットと証券取引
・インターネット・プロバイダーの法的責任
・ネットワークと在宅勤務
・ネットワークと競争法
・インターネットに対する政府規制
・ネットワークと表現の自由
・ネットワークと名誉・プライバシー
・コンピュータ犯罪・ネットワーク犯罪
・インターネットと税金
・ネットワークと裁判管轄
・ネットワークと司法制度
評価方法 学期末の筆記試験によって評価する。
教科書
参考書
メッセージ 情報法は、さまざまな法分野を基礎として、その上に展開される応用的な科目である。したがって、受講にあたっては、法学、憲法、民法、会社法、経済法などの法律系の基礎的科目の知識を必要とし、このような知識を前提として講義を行うこととする。