統計の見方

年度 2010
科目名 統計の見方
教員名 牧下 英世
授業概要 高度情報化社会で生活する我々にとって,多くのデータの中から自分に必要なデータにアクセスすることは大切である。しかし,それで満足してはならない。我々がこの世の中を強く生き抜くためには,得たデータを自分に合うように加工するとともに,加工して得られた結果を分析し,そこから予想されることに備えることが重要である。さらに,分析した内容を正確に,かつ,わかりやすく他に説明し伝える術を獲得することも重要である。本講では,できるだけ統計についての予備知識を前提とせずに理解できるように,統計の基礎的基本的手法を解説する。
授業計画 1. 情報の取り扱い
2. 度数分布表の作成
3. ヒストグラムと累積多角形の作成
4. データの記述(中心の尺度:平均、中央値、最頻値、四分位数、不平等の指標)
5. データの記述(散らばりの尺度:分散と標準偏差,偏差値)
6. データの基準化
7. 相関関係(点相関,相関表,相関図,相関係数,相関直線,相関係数の性質)
8. 標本分布,総合演習問題
評価方法 授業への毎回の出席を基本とし,学期末に行う定期試験の点数による。出席回数が授業回数の3分の2以上ないと規則により「無資格」評価となる。
教科書
参考書
メッセージ 授業では、理解のために演習問題を適宜取り入れる予定である。その際に,関数電卓が必要である。なお,関数電卓は毎回持参すること。関数電卓は文教サービスで購入できる。
また、参考書は指定の書籍以外にも授業中に指示する。