年度 | 2010 |
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科目名 | 博物館実習 |
教員名 | 井上 由佳 |
授業概要 | 学芸員資格取得のための総仕上げとなる必修科目である。学芸員として必要な、資料の整理・取扱い、調査・研究法、視聴覚メディアの活用、展示解説、展示の計画・設営、講座の企画などに関する実務技術を、実習により習得することが本授業の目標である。本科目は学内実習と、必要と判断される場合には学外実習とによって構成される。 現場等での実習を通して、博物館学等の既習科目の理解を更に深めることを目指す。事前学習では、大学にて実習に必要な知識やマナー等を学び、事後学習では実習の成果を発表し、相互に実習体験を振り返り、学んだ内容について議論する。 |
授業計画 | <学内実習> 1.資料の取り扱い(取り扱いの心構え、掛幅・巻子等の取り扱い、工芸品の取り扱い、外装品の取り扱いと梱包) 2.資料の調査・記録 (調書の作成、写真撮影) 3.資料の製作 (拓本製作、デジタル・コンテンツの検討) 4.資料の保存-保存環境と日常管理 5.展示 1)展示プランの企画立案 2)展示の際の資料の取り扱い 3)展示解説-キャプション等の製作 4)ギャラリー・トークの計画 5)図録またはデジタル・コンテンツの作成 6)来館者アンケート調査・評価 6.茅ヶ崎市内の博物館施設見学 7. まとめ・ディスカッション *学内実習として巡回展示を開催する場合は、上記項目について展示準備の中で扱っていく予定である。 |
評価方法 | 学内実習の成績は出席40%、レポート等の提出物60%の比率とし、これに(実施された場合のみ)学外実習の成績を加えて、総合的に判断する。 |
教科書 | |
参考書 | |
メッセージ | 受講には、原則として学芸員資格課程の必修講義科目をすべて履修済みであることが望ましい。学芸員はチームの一員として職務を全うするスキルが求められるため、本授業でもグループワークを重視していきたい。実習という科目の性格上、授業時間以外にも準備等に関わる必要が生じることを理解の上、受講してください。 |