年度 | 2010 |
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科目名 | 生化学実験 |
教員名 | 井上 節子 |
授業概要 | 血液、唾液などを使って生体反応、代謝反応を実験を通して化学的にとらえ、生体機能について理解を深める。また、生体成分と栄養摂取とのかかわりに注目して、これに関連する実験を行う。実験によって得られた生化学的データ、栄養摂取データ、消費エネルギー測定データをまとめ、人の健康について総合的に理解する。 |
授業計画 | 実験の注意 溶液濃度の算出及び計算 生活時間調査法、栄養調査票の作成 カロリーカウンターの使い方 比色分析 分光光度計の使い方、検量線の作成 酸、塩基に関する実験 溶液の作成 pHメータの使い方 酸と塩基の滴定曲線の作成 血液実験(1) 採血、ヘマトクリット値の測定 血液実験(2) ヘモグロビン鉄の定量 血液実験(3) 血清中の中性脂肪と総コレステロールの定量 血液実験(4) 血清中のHDLコレステロールの定量 血清脂質の抽出 血液実験(5) 脂質のTLCによる定性分析 たんぱく質に関する実験(1) 塩析によるたんぱく質の分離 たんぱく質、アミノ酸の定性分析 たんぱく質に関する実験(2) たんぱく質(カゼイン)の等電点の測定 酵素に関する実験 唾液の定性分析,唾液アミラーゼの消化力の測定 まとめ エネルギー所要量の算出 血液の生化学データ、栄養データ、消費エネルギー測定データのパソコン入力とまとめ |
評価方法 | 毎回の出席を基本として、授業中の活動を含めた実験に対する姿勢(40%)とレポート前半(30%)、後半(30%)、により評価する。レポートは実験の目的、操作、原理についてよく理解し、出された課題について調べ記述されている事、考察が充分されている事を評価する。 |
教科書 | |
参考書 | |
メッセージ | 生化学の講義とかかわりをもって実験実習を行いますので、講義は必ず受講して下さい。生化学の授業で使用する教科書も合わせて使用します。自分自身の血液、唾液等の実験結果をもとに、健康の維持、増進に努めてほしい。 |