年度 | 2010 |
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科目名 | 偏微分・重積分 |
教員名 | 鈴木 昇一 |
授業概要 | 2変数以上の関数を微分したり,積分したりするのは,1変数の関数の微分,積分よりも途方もなく難しくなる.多数の概念,幾何学的描像が次々と登場する.現象の描写,解析に不可欠な道具である.本授業では,諸例を交え,多変数解析学,ベクトル解析学,微分幾何学,リーマン幾何学,微分可能多様体論,外微分形式論の基礎が説明される. コンピュータ・グラフィクス,ゲームの数学,マルティメディア情報処理の基礎としても,意味がある. |
授業計画 | 1.偏微分の合成則 2.全微分 方向微分 接平面 法線ベクトル 3.重積分の積分順序の交換 多変数関数の極大・極小の求め方 ヘッシアン ヤコビアン 4.線積分 面積分 ガウスの定理 5.グリーンの定理 ストークスの定理 6.ラクランジユの未定乗数法 学期授業予定回数と必ずしも一致するものではありません. |
評価方法 | ペーパテスト・レポート・出席状況を総合的に評価する. |
教科書 | |
参考書 | |
メッセージ | 世の中の現象を分析する時には,多変数の関数を必然的に取り扱わなければならない.1変数の関数を微分したり,積分したりするのと異なり,多変数の関数を微分・積分するとき,様々な特異な面が現れる.目が覚め,新しい見方ができるように,できるようになる. |