年度 | 2010 |
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科目名 | 特殊講義C |
教員名 | 高師 昭南 |
授業概要 | 西村清和『現代ア-トの哲学』をテキストとして読む。著者も書いているように「現代のわれわれ自身の体験にそくして、伝統的な美学や芸術哲学の主要な論点を再検討」したのが、この本である。あくまで大学の教科書として書かれ編集されているので、さほど難しくはないが、あくまで哲学の教科書であり、テキストを手元にもつということ、そして考える姿勢なくしては読むことができないということも知っておいて欲しい。読み通せば、一応現代の芸術文化の状況がわかる。また、わかるように事例を通してできるだけわかりやすく解説していきたい。 |
授業計画 | (*以下はテキストの章立てに従ったものである。) 近代「芸術」の終焉 「美しい芸術」と精神の美学 なにが「ア-ト」か? 「作品である」ことの実質 作品の論理的身分 フィクションの快楽 歴史と物語 趣味と批評 キッチュと悪趣味 写真メディア ―視覚の変容 ポップの美学 美的多元主義の時代 |
評価方法 | 各章末の設問(テキストに提示されている)に答えるかたちのレポ-ト提出。 |
教科書 | |
参考書 | |
メッセージ | 1便器とダンボ-ル 2大衆社会の到来 3美的モダンの逆説 4アバンギャルド 5文化のスーパーマーケット状況 以上は第一章つまり第一回 近代「芸術」の終焉 の授業の小見出しである。なかなか面白そうである。但し、テキストを手元にもち、考えることが要求されるということは承知しておいてほしい。 |