年度 |
2010 |
科目名 |
文章演習A |
教員名 |
熊沢 誠吾 |
授業概要 |
若者の活字離れがますます進んでいる。活字とは切っても切れない分野である広報学科を選んだ諸君も例外ではない。読み、書くことをいかに好きになるか、文章を書くに当たって大切な要素は何か、を作家や新聞の文章を通じて具体的に講義、実戦的で分かりやすい文章作法を習得する。また、社会への関心を高めるためのニュースの解説なども適宜行う。 |
授業計画 |
毎授業の前半は日本語の表現、用語、書き出しの重要性、文の構成など、文章表現の基本を「素材の発見」「分かりやすさ」「具体性」など、作家や新聞の文章を参考にしながら講義する。講義後半は①400字~600字の作文を書く(文章を書くことに慣れる)②表現を豊かにする漢字、四文字熟語、ことわざなどを身に付けるためのドリル(素養の習得)ーーを随時実施する。学期中2回は全員作文(テスト)を行う。これらは添削して返却する。 |
評価方法 |
出席点を重視し、学期末テストは行わない。出席点60点、授業における作文の評価点40点の配分にする。なお、欠席1回はマイナス4点、遅刻は同2点。評価点は2回の全員作文(1回15点満点)のほか、日常的に行う作文の内容(10点満点)も加味する。従って全員作文を2回とも欠席すると、それだけでマイナス38点になる。全員作文(前の授業で予告する)欠席は単位を落とす可能性が高いので要注意。成績評価の基準は次の通り。(AA)出席率がよく、作文の内容も大変優れている(A)出席率、作文とも優れている。(B)出席率、作文ともまずまず(C)出席率、作文の内容とも今一歩(D)出席率は満たしているが、講義内容を理解せず、作文に反映されていない。 |
教科書 |
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参考書 |
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メッセージ |
大学に入ってホッとしている1年生は、とかく遊びに心を奪われがちです。大学生活の4年間などはあっという間に過ぎてしまいます。文章表現はあらゆる科目の基礎となります。総理大臣の国語力が話題になるなど、最近は国語への関心が高まっています。国語力がないのは恥だと肝に銘じ、授業に何を求め、何を得ようとしているのか、自己確立のために、自分の内面を高めましょう。「文は人なり」の箴言は今も生きています。 |