年度 | 2010 |
---|---|
科目名 | スポーツ科学 |
教員名 | 上田 大 |
授業概要 | 近年の我が国では、肥満を起因とする生活習慣病が広い年齢層で蔓延しており、さらに一方で、痩身でも体脂肪率は高いという「かくれ肥満」の状態に陥る者も少なくない。これらの要因として、日常生活中に運動の習慣がない、偏ったダイエットの実施など、「運動」「栄養」「休養」という健康の維持・増進のための3本柱に対する意識・認識が希薄であることが考えられる。本授業では、特に身体運動とスポーツに焦点をあて、自分自身の身体や生活習慣を知るための測定や調査をおこない、それによって得られたデータから自分の目的や体力に応じた運動・スポーツのプログラムを作成するヒントを知ることを目的とする。 |
授業計画 | 1.授業ガイダンス、予・復習を含めた学習の仕方の概説授業ガイダンス 2.肥満と痩せ、体力について 3.体力診断テスト 4.筋肉の役割と体脂肪燃焼のメカニズム 5.身体組成、身体活動量の調査 6.身体組成の改善と減量の方法 7.自己の生活を見直す方法と生活習慣改善のポイント 8.目標運動量とエネルギー消費量の計算について 9.食事調査と生活活動調査によるエネルギー摂取量と消費量の比較 10.運動の種類とその効果の違いについて 11.運動プログラムの方法と実際 1 ウォームアップ、ストレッチングを中心に 12.運動プログラムの方法と実際 2 筋力トレーニングを中心に 13.運動プログラムの方法と実際 3 有酸素性トレーニングを中心に 14.まとめ 14.まとめ [※学期授業予定回数と必ず一致するものではありません。] |
評価方法 | 毎回の出席を基本とし、(1)出席点30%、(2)各調査用紙、課題の提出20%、(3)レポート50%の割合で総合評価をする。ただし、成績評価の基準は次の通り:AA)上記3つの条件に対して不備が無く、特に優れている、A)課題に対して不備が無く、相応である、B)課題の形式は満たせているが内容がやや不足である、C)課題の形式・内容ともに若干の難点がある、D)課題をこなせていない |
教科書 | |
参考書 | |
メッセージ | この授業での経験が、運動習慣の定着と生活習慣の改善をもたらす良いきっかけとなることを望みます。自分自身の身体や生活を数値で把握でき、これからの学生生活、さらには社会人になってからも運動・スポーツを継続していくための目安を知るよいチャンスです。積極的に取り組んでください。 |