卒業研究

年度 2010
科目名 卒業研究
教員名 横内 清光
授業概要 広告関係、マーケティング、社会学的アプローチなど、広告まわりのテーマなら課題設定できます。自分が本当に興味があって書きたい論文に取り組む。しかも本格的な学術論文を目指す。かなり難しいゼミ指導ですが、先生も一緒に勉強します。論文記述のオリエンから始まって、テーマ決め、資料の読み込み、目次建て、中間発表と、手順を踏んで完成へと向かいます。4年間の集大成へ。一生の思い出に残る勉強をしましょう。
授業計画 3年次の「聳塔祭プロジェクト」が終わった11月時点で卒論のオリエン。参考書の選び方、卒論のテーマ探しの方法、スケジュール管理、ゼミ内の予定表など、初歩的なオリエン指導を行う。
3年次の秋学期終了時点で、「卒業論文第1次計画表」を提出してもらう。
(1) テーマ設定、研究方法、相談のスケジュールなど書き込み、先生と面談のうえで出発する。
(2) 3年次春休み時点で、1次計画案に基づき、テーマに関する事象の観察やデータ収集を行い、情報を蓄積する作業を行う。ここから、いろいろな小仮説やら疑問が出てくるはず。それを主としてメール作業で先生と相談する。
(3) 4年次の最初のゼミで、第2次計画案を提出。これでテーマが漠然としたものから、鮮明なものへ絞り込まれる。ここで、随時面談を行い、研究方法についてなどアドバイスを行う。
(4) 月例の「卒業論文進捗報告書」を、4月5月6月の月末に提出。これにもとづき、相談を受け付ける。どこが問題点となっているか、課題の解決方法は?などなど、 具体的な個別指導で、論文の骨組みを作る作業を促す。
(5) 7月第1週。「卒業論文中間発表会」。ここでは、個々のテーマについて、全員にプレゼンテーションをしてもらう。論文における「仮説設定」、論文の骨組み(タイトルと目次)を内容とする。
(6) 夏休みの間に、7月のプレゼンにもとづいた論文の部分品作りを作業する。その上で、総合的な視野から、観察、データ収集、分類、共通事項の抽出、比較分析を経て、「仮説」を導く。
(7) 20枚の原稿作成。夏休みの目標管理はここにある。ともかく、梗概的な20枚の原稿を書き上げてみる。ストーリーを作ってみないと、全体の構成が理解できない。ここで、何を書きたいかが明確になる。仮説から検証の手順も紹介し、論文としてのカタチを作ってみる。
(8) 秋学期第1回ゼミで、「20枚の梗概」を先生へ提出。アドバイス、指導などの添削指導を受ける。
ここから、フィニッシュに向かっての2ヶ月間が始まる。
(9) 随時面談指導があって、11月末の「第1次案提出日」を迎える。
ここから個々の論文を読み、面談および添削指導が行われる。
(10) 12月下旬の学科内「卒業論文発表会」において、受講生はそれぞれ自分の卒業論文についてプレゼンテーションを行う。陪席の先生方の意見を加味・斟酌して、「第2卒業論文」の完成に向かう。
(11) 担当教員に最終案を提示しや後、教育支援課に提出。その後、最終成績評価を経て単位認定となる。
評価方法 11月末の論文提出で一次評価。そして学科内発表会を経て、最終稿提出の評価で完成。完成させないと単位にならないので要注意。過去、かなり良質な卒業論文が上梓されています。
教科書
参考書
メッセージ 広報学科に学んだ自分が、4年間の学習の集大成として、一番興味を持って取り組みたいテーマを探すことから、この作業は始まります。何が卒論のテーマになるか。また、どのように展開すれば論文になるか。そんなことを通常の会話を通じて指導していきます。先生の知らない分野でも、一緒に勉強しながら、論文制作と挌闘したいと思っています。まずは、自分が人より優れていると思える「オタク」の部分を探してみましょう。それをもって相談に来てください。