国際人材マネジメント論

年度 2010
科目名 国際人材マネジメント論
教員名 那須 一貴
授業概要 本講義では、国際人材マネジメントを日本型マネジメントとの対比で考え、グローバル化に伴う人材マネジメント上の課題について学習する。そこには当然、異文化コミュニケーション的要素も含まれる。本講義では、グローバル化に伴って企業が直面する課題を理解し、その課題に対して自分なりの考え方、解決方法を考えることができる能力を育成する。これにより、将来国際的なビジネス・シーンで活躍できるグローバル・リーダーの基盤を作り上げていく。
授業計画 まずは日本型マネジメントの特徴と課題の理解からはじめる。それを踏まえて、グローバル経営とは何か、それにより企業が抱えている課題についての理解を深める。この基礎知識に基づき異文化コミュニケーション、異文化マネジメントの基本を学習し、最後に国際的視点に立った人材マネジメントの考え方、グローバル・リーダーのあり方、考え方について検討していく。
国際人材マネジメントを考えるための視点
日本型マネジメントの特徴と課題
「なぜ日本は残業が多いのか」
グローバル経営の考え方と人材マネジメント上の課題
「日本本社が常に、なんでも決めるのか」
異文化コミュニケーションと異文化マネジメント
「喋らないことに意味がある日本人、説明することが大切な欧米人」
国際人材マネジメント
外国人上司との関係、外国人と働く、グローバル人材を育成する
グローバル人材を派遣する
グローバル・リーダーの役割
評価方法 出席状況 30% 期末のレポート70%で評価する。
教科書
参考書
メッセージ 本講義では、実例を示しながら国際人材マネジメントの現場で抱える課題とその原因について、解りやすく解説していきます。講義を通じて得た基礎知識を踏まえて、皆さんならどうするか、今後求められる国際人材マネジメントのあり方とは何か、について一緒に考えていきましょう。