国際協力論総論

年度 2010
科目名 国際協力論総論
教員名 中村 恭一
授業概要 第2次大戦後から現在までの国際協力の実態を検討する。2度にわたる世界大戦を経験した人間社会は3度目の世界大戦こそ避けることはできたが、 戦争 (地域紛争)、 国際テロ、 経済危機、 貧困、 人口、環境、 HIV/AIDSやマラリヤのような生命を脅かす疾病等々、 世界の平和と安全および人間の安全保障を脅かす問題と脅威に直面している。 これらの諸問題に国際社会はどのように対応し、 また日本はどのような貢献をなすべきか。国際社会と日本という二つの社会の視点をを軸に、 国際協力の実態と日本の貢献度を検証する。国際機関などでの即戦力となり得る情報収集力と発表力の習得を目的として、 授業並びに関連活動は英語を重視して行う。
授業計画 前半では、国際連合並びに関連機関(専門機関及び総会設置機関)の性格、責務、活動内容についての基本的理解を目指す。
後半では、現在国際社会が直面する具体的な問題で、どのような国際協力が行われ、日本がどのような貢献をしているかを検証する。
評価方法 日常的な授業における討論への参加や国際協力にかかわる幅広い問題意識を重視し、期末リポートと合わせて総合的に評価する。
教科書
参考書
メッセージ 修士コース修了後に国際社会で国際協力を実践するという意志を大事にして励んでほしい。国際協力の現場に立つには、現地の言葉、あるいは国際共通語としての英語力は必須となる。従って専攻地域の言語、あるいは英語力習得を意識すること。