年度 | 2010 |
---|---|
科目名 | 卒業研究 |
教員名 | 新井 立夫 |
授業概要 | 前期:ゼミナールI・IIで学習した課題を基に更に深め、自己の課題を探求していくこととする。具体的には、各回ごとに、キャリア教育・進路指導を中心としたテーマに関わる諸問題について資料に基づき講義するとともに、各個人の研究テーマを掲げ、学習の進捗状況や新たに得られた知見について報告(発表)を責務とする。ゼミナール III の間に卒業論文の骨格が出来上がることを目標とし、自己の研究課題を深めていくことにする。また、それぞれのテーマに関連する教材や、社会的に重視されている話題に関係する教材なども視聴して、それについての討論も行う。【到達目標】(1)卒業研究の準備ができる。(2)卒業研究のテーマを仮決定することができる。(関心を持つテーマをキャリア教育・進路指導を中心に研究を進めることだけを条件とする) 後期:各個人の研究テーマについてリサーチ、データの分析、プレゼンテーション、論文の作成を行っていく。テーマは、キャリア教育・進路指導を中心としたテーマに則した諸問題に関することならば特に制限は設けない。原則としてゼミナール III で取り組んだテーマを継続する。卒業研究の時間では、発表や討議などを通じて、自分の研究を深めていくことにする。また、それぞれのテーマに関連する教材や、社会的に重視されている話題に関係する教材なども視聴して、それについての討論も行う。【到達目標】(1)プレゼンテーション、リサーチ及び論文執筆のスキルを習得し、アンケート調査やインタビューの手法を習得できる。(2)研究テーマを自ら発見し、関連の文献・資料を探索し、論文としてまとめ、自分の言葉で考察結果を発表できる。(3)研究テーマにしたがい、その研究状況を発表し、卒業論文を完成できる。 |
授業計画 | ゼミナール I ・ゼミナール II の学習を基に研究課題等を探索する。 ゼミナール I ・ゼミナール II の学習を基に研究課題等を探索する。 レポートの書き方や文献検索の仕方を覚える。 研究テーマの仮決定(4月中) 卒業研究で取りあげるテーマを仮決定する。 参考文献リストの作成と文献の収集 I (5月中) 研究テーマに関連のある文献のリストを作成する。同時に、文献リストにあがった文献の収集も行う。また、図書館の利用方法についても再度確認し、情報収集の作業を行う。 参考文献リストの作成と文献の収集 II (5月中) 研究テーマに関連のある文献のリストを作成する。同時に、文献リストにあがった文献の収集も行う。また、図書館の利用方法についても再度確認し、情報収集の作業を行う。 参考文献リストの作成と文献の収集 III (5月中) 研究テーマに関連のある文献のリストを作成する。同時に、文献リストにあがった文献の収集も行う。また、図書館の利用方法についても再度確認し、情報収集の作業を行う。 参考文献リストの作成と文献の収集 IV (5月中) 研究テーマに関連のある文献のリストを作成する。同時に、文献リストにあがった文献の収集も行う。また、図書館の利用方法についても再度確認し、情報収集の作業を行う。 個人研究の中間提出 文献リストや購読した文献の論旨・要旨もとに中間報告会 文献の購読・項目に関するまとめ I (6月中) 研究テーマの文献リストにあがった文献を購読し、大まかな論旨および仮説・検証等の1つをプレゼンする。内容はもちろんのこと、研究論文の書き方、研究方法についても学習する。 文献の購読・項目に関するまとめ II (6月中) 研究テーマの文献リストにあがった文献を購読し、大まかな論旨および仮説・検証等の1つをプレゼンする。内容はもちろんのこと、研究論文の書き方、研究方法についても学習する。 文献の購読・項目に関するまとめ III (6月中) 研究テーマの文献リストにあがった文献を購読し、大まかな論旨および仮説・検証等の1つをプレゼンする。内容はもちろんのこと、研究論文の書き方、研究方法についても学習する。 研究計画の発表 I (7月) 各個人の卒業研究の計画案を発表する。 研究計画の発表 II (7月) 各個人の卒業研究の計画案を発表する。 研究計画の発表 Ⅲ (7月) 各個人の卒業研究の計画案を発表する。 研究のテーマについて(夏期休業中での進捗状況報告) 個人研究論文の第1回中間提出 研究テーマに関する教材の視聴と討論(その1) 研究テーマに関する教材の視聴と討論(その2) 個人研究の第1回中間発表 個人研究のテーマに関する修正作業 I 個人研究のテーマに関する修正作業 II 個人研究の第2回中間発表 研究テーマに関する教材の視聴と討論(その3) 研究テーマに関する教材の視聴と討論(その4) 個人研究のテーマに関する修正作業 III 個人研究のテーマに関する修正作業 IV 個人研究の論文の第2回中間提出 個人研究のまとめ・完成発表 |
評価方法 | ゼミナールへの出席を基本とし、授業中の調査研究活動を含めた出席点を20%、研究への取り組み姿勢・研究課題の設定力・研究方法の考案・考察力の質の観点から授業中への討論への参加及び授業中のプレゼンを30%、卒業論文を50%の割合で総合的に評価する。ただし、成績評価の基準は次のとおり。AA(100点~90点)、A(89点~80点)、B(79点~70点)、C(69点~60点)、D(59点以下)とし、合格は、AA、A、B、Cとする。 |
教科書 | |
参考書 | |
メッセージ | 教育実習・教員採用試験準備・民間就職活動の時期と重なり、基軸をどこに据えていいのか難しい時期に実施される。しかし、それらのやるべき課題は、事前にわかっていることなので、すべて手を抜くことなく全力で取り組んでもらいたい。卒業論文という大学生活最大の課題(目標)に、真剣に取り組むのはいうまでもない。忙しいとか大変だという言い訳は口にすべきではない。むしろ歯を食いしばって、全てのことに分け隔てなく全力で取り組んだものこそ、納得のいく自己のキャリア開発ができると確信する。 今日の学校教育においては、緊要な課題が山積している。キャリア教育を中心とした取り組みが、この緊要な課題の根本原因を発見し、追求し、問題解決の方法を自らの創意工夫で生み出し、総合的、多角的な視座から思案し、実践的、現実的に課題と関われる、研究態度を養うことを目指したい。卒業研究は大学生活の集大成といえる。今まで学んだことを総動員し、さらに研究を深めながら卒業研究を完成させよう。学ぶこと・働くこと・生きることがスムーズに接続できうる社会人として、世の中に羽ばたいていってもらいたい。 |