年度 | 2010 |
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科目名 | 応用代数 ~記号論理~ |
教員名 | 松原 康夫 |
授業概要 | 人間とコンピュータの間には大きな隔たりがある。これを縮めるためには、知識を入力してコンピュータが自動的に推論できるようにする必要がある。そのためにさまざまな知識の表現法が考えられたが、結局はもっとも明確な意味論と推論方法を持った記号論理が、実際によく使われている。この授業では記号論理のなかでも最も基本的な、命題論理と述語論理について基礎から理解し、真理の木の方法による証明アルゴリズムを身につける。 |
授業計画 | 1.論証とは何か 2.命題論理と論理式 3.論理式の間の関係と論理式の変形 4.命題論理と意味論 5.命題論理と真理の木の方法 6.述語論理と論理式 7.述語論理と意味論 8.述語論理における真理の木の方法 |
評価方法 | 基本的に期末試験によって評価する。期末試験においては以下のようなポイントを見る。1.基本的な概念が理解できているか。2.真理値表が作れるか。3.日本語と記号論理が翻訳できるか。4.真理の木の方法が実行できるか。 |
教科書 | |
参考書 | |
メッセージ | これまで記号論理は、ものごとを表現するために使われたが、日常的に証明が行われるところまでは行かなかった。それは証明の方法を習得することが困難であったからである。真理の木の方法は誰でもやる気さえあれば習得できる。この方法を知らないで居ることは一種の損失である。 |