国際協力特論 II(環境協力)

年度 2010
科目名 国際協力特論 II(環境協力)
教員名 藤井 美文
授業概要 本論では、 とくに90年代の国際援助として提示されてきた「能力開発」論に焦点をあてる。 また、 欧米を対象にCDE(Capacity Development in Environment,環境における能力開発)のあり方を、 過去の文献研究によって明らかにするとともに、 日本の国際協力の中での環境協力の位置づけや具体的事例、 過去の提言などから、 主としてCDEという側面から見た日本の援助の課題を浮き彫りにする。 さらに、 近年の欧米を中心にするドナーのNGOを活用した 「草の根型の支援」 の背景と、 実際の運用をレビューして、 ケーススタディーを通じて、 その有効性と課題を明らかにする。 最後にCDE論の日本の適用性について、 その特殊性を欧米との比較の中でまとめる。
授業計画 1.キャパシティーデベロップメントとは?
2.日本の環境協力とその特徴
3.アジア途上国における環境問題
4.アジア途上国の環境問題におけるイッシュー(事例)
5.問題解決にあたって求められる広範囲な視点
6.環境協力におけるキャパシティーデベロップメント
7.ソシアルキャピタルの視点
8-14.学生の発表
評価方法
教科書
参考書
メッセージ