環境政策特論

年度 2010
科目名 環境政策特論
教員名 藤井 美文
授業概要 環境政策とは何か、 を産業史、 経済開発論、 公害史などの中で示すとともに、 1960年代から70年代の日本の環境政策を、 欧米の多くの評価研究を参照にする中で明らかにする。 また、 とくに 「失われた10年」 といわれる80年代の環境政策面での特殊性を取り上げ、 日本ととくに欧州の環境政策の相違を、 環境あるいはリスクに起因した事件 (たとえば硫黄酸化物問題やBSEなどのリスク問題) など政策の背景、 環境政策を軸にした政治 (特に欧州における社会民主主義の台頭) や意思決定の仕組み、 などの面から掘り下げる。 また、 国際的な環境管理のレジームと一国の環境政策の相互関係を明らかにする中で、 日本の環境政策にもたらされている影響を示す。
授業計画 1.環境政策とは?開発、産業化と環境リスク
2-4.環境史と環境政策 1-3
5-6.大気汚染にみる日本の経験〔1960-70年代) 1-2
7.環境問題と技術開発
8.環境アセスメントと意思決定
9-10.欧米の環境政策との比較研究
11.途上国の環境政策と課題
12-14.90年代以降の環境政策の特徴とガバナンス
評価方法 出席や発表内容などを基準に評価する。
教科書
参考書
メッセージ