年度 | 2010 |
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科目名 | 卒業研究 |
教員名 | 深瀬 槇雄 |
授業概要 | 極まれに政治がメディアに追随することもあるが、ほとんどの場合、メディアは政治に従い、協力関係を持つことが多い。共産主義や全体主義などの中央集権的体制下のメディア状況が政治に従属的であるのは、当然の運命であるとして、後期資本主義・市場原理経済下にある欧米や日本に於ても、メディアと政治の関係が“情愛あふるる状態”であるのは何故だろうか。「報道は民主主義と自由社会の根本要素」とする原則論の中で説かれる「自由」は、多くの政治家やジャーナリストが好んで用いる言辞である。 しかし、メディアと政治のゲーム・ルールには「報道しない自由」や「誘導する自由」「攻撃の自由」など「負の自由」が含まれていることは、よく知られているところである。本ゼミナールでは、現代社会のメディアと政治の同根同質性を検証し、「メディアの政治化」「政治のメディア化」が進行する今日の世界の具象化を素描する。 |
授業計画 | 教育支援課にお問い合わせ下さい。 |
評価方法 | 研究リポートによる。 |
教科書 | |
参考書 | |
メッセージ | 開発や環境など、地域を二分する問題が生じている自治体が増えています。昨年度は、埋立て架橋着工を巡って、県と町が対立している広島県福山市鞆の浦を映像取材し、賛否の両論を記録分析しました。今年度は存続が危ぶまれている「地方空港」を調査し、JAL問題と合わせて縮小する市場に挑戦する新たな動きを分析します。 |