計算の理論

年度 2010
科目名 計算の理論
教員名 松原 康夫
授業概要 コンピュータ・サイエンスの中で、計算の理論は重要な位置を占める。この授業では計算できるということが何を意味するかについて、いくつかのモデルを考え、結局はそれがある一つのモデルと等価であることを示す。また、計算の手間の問題など、関連のある話題を取り上げる。
授業計画 計算モデル
Nプログラム
whileプログラム
原始機能的関数
帰納的関数
Turingマシン
手続きとアルゴリズム
万能Turingマシン
停止問題
計算の複雑さ
多項式時間
指数関数時間
NP問題
評価方法 基本的に期末試験の成績による。期末試験では、以下の様なポイントを見る。①各計算モデルが理解できているか、②具体的な計算が実行できるか、③計算できるということはどのようなことか、④計算できない問題が存在すること、⑤現実的な意味で計算できるということは何か。
教科書
参考書
メッセージ 計算できるということはどういうことだろう?手続きとアルゴリズムの違いは何か?また、原理的に計算できることと、現実的に計算できることの違いを知ろう。 コンピュータの理論的な分野は、高校までの数学とはまったく別世界である。情報科学のエッセンスを味わってみよう。