データベース

年度 2009
科目名 データベース
教員名 関 哲朗
授業概要 コンピュータの役割には様々なものがありますが,その多くの場でデータベースが活用されています.この講義では,データとは何か,データベースとはどのようなものなのかというような概念的な理解を進めるとともに,データベースを作り利用することについても学習を進めていきます.また,進捗の状況が許すようであれば簡単な演習を行いたいと思います.この講義は,「データモデリング」の基礎となる科目です.「データモデリング」を履修する人は,本講義を履修するようにしてください.
授業計画 ガイダンス
この講義の計画と概要をお話しします.
※以下の計画は,進捗によって前週の内容に触れたり,変更になることがあ ります.
データベースとは何か(テキスト第1章) その1
データベースの役割などを確認するとともに,データベースの理解に必要なコンピュータ,情報システム,ソフトウエアの知識を概観します.
データベースとは何か(テキスト第1章) その2.第2回の続き.
データベースの種類と製品(テキスト第2章)
様々なタイプのデータベースの特徴を概観し,この授業で主に取り扱うリレーショナル・データベースに対する導入を行います.
関連したトピックス(テキスト第4章,第5章,第6章)
テキストの関連事項から,いくつかのトピックスを紹介します.
身近にあるデータベースの概要やデータベースの応用範囲についての説明
を行います.
データのモデル化とコード化(テキスト第3章)
簡単な例題を用いて,現実世界のモデル化とデータの発見,そして整理の仕方を学習します.
ER図の作成(テキスト第3章) その1
現実世界を整理し,データ間の関係を図式化する方法を学習します.
ER図の作成演習を行います.
ER図の作成(テキスト第3章) その2.第7回の続き.
テーブルの作成(テキスト第3章)
コード設計などを行い,テーブル作成の方法を学習します.
リレーショナルデータベースの仕組みを確認し,正規化の方法についても簡単に学習します.
リレーショナルデータベースの仕組み(テキスト第7章) その1
PostgreSQLを使って実際にデータベースを構築,操作してみましょう.
リレーショナルデータベースの仕組み(テキスト第7章) その2.第10回の続き.
リレーショナルデータベースの仕組み(テキスト第7章) その3.第11回の続き.
総合演習1
総合演習2
この講義のまとめ
評価方法 出席や演習の状況と期末試験の成績を総合的に評価します.
教科書
参考書
メッセージ 初学年のセメスタで履修する人を前提に,コンピュータや情報システムに関する基礎知識がなくても理解できるよう,関連知識を含めて講義を進めてきます.テキストはできる限りやさしいものを選んだつもりですが,全くの初学者の人には少々難解な記述もあるかもしれません.各所に出てくるキーワードについては,その都度解説していきますが,各自でWebなどを使って予備知識を仕入れておくと教室での理解が進むものと思います.