年度 | 2009 |
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科目名 | 文章演習E |
教員名 | 田畑 則重 |
授業概要 | 文章表現には、さまざまなジャンルがある。 感想文、日記、エッセイ、論文、批評文、ルポルタージュ、人物論、紀行文、インタビュー、対談や座談会のまとめ……など。小説、詩などの文学表現は別として、これらのジャンルに必要な基礎知識を学びながら、実際に表現し分けることに習熟したい。文章演習AからDまで、これまで学んだことを踏まえて、一層高度な表現力を体得することを目指す。同時に就職試験などで課される「標題作文」に対応すべき具体的なポイント、テクニックを考えたい。 |
授業計画 | 谷崎潤一郎の文章作法 川端康成の文章作法 三島由紀夫の文章作法 井上ひさしの文章作法 ブーメラン法 接続詞は必要か 五感に訴える 入社試験に良く出る論文の型 入社試験に良く出るクリエイティブ作文 *学期授業予定回数と必ず一致するものではありません。 |
評価方法 | 期末試験やレポート、まして1回かぎりの文章評価で文章力は測れるものではない。毎回課題作文を提出してもらい、添削する。評価の累積と文章力の向上ぶりによって単位を与える。5回以上の作文未提出者は欠格となる。 |
教科書 | |
参考書 | |
メッセージ | 文章を書くことが好きになると、かならず上達します。読むことが好きになると、かならず文章は上達します。ふだんから、自分が考えたり感じたりしたことを、どう表せば他の人に理解されるだろうか――と頭の中で整理する習慣を身につけること。文章は、誰か相手の人に読んで、分ってもらわなければなりません。それが第一の条件です。 受講の際には、200字詰め原稿用紙を用意して下さい。自分の手で字を書くことに馴れましょう。 「就職作文」のためには、なにかひとつ、余人の及ばない自分の「ホームグラウンド」を用意しておきましょう。どんなテーマが出ても、それを自分のホームグラウンドへ引き込むステップを考えつきさえすれば、ありきたりの発想ではない作品が生まれます。 |