文化社会学

年度 2009
科目名 文化社会学
教員名 川西 崇行
授業概要 われわれをとりまく社会、そして「文化」とはいったいなんだろうか。これまでも社会学はさまざまな領域を対象としてきたが、ここでは連字符社会学(○○社会学)という個別領域にはおさまらない、「文化」という広範な対象を取り上げ、再考することを目的とする。そのため、本講義ではまず「文化」という概念について学び、それにかんする基礎理論や関連知識への理解を深めることからはじめる。その上で、現代日本社会を例に、多種多様な切り口あるいはキーワードを用いて「文化」にかんする諸テーマを皆さんと一緒に紐解いてゆきたいと考える。
授業計画 イントロダクション:「文化」とはなにか
文化社会学の歴史的展開
脱工業化、グローバリゼーションが与える影響
文化的再生産の装置としてのマスメディア
ジェンダーの再生産
受講生による事例報告(orグループ・ディスカッション)
カルチュラル・スタディーズという視座
現代日本社会の「文化」を再考する
受講生による事例報告(orグループ・ディスカッション)
まとめ
※上記は学期授業予定回数と必ず一致するものではない。また受講生の関心や理解度をふまえながら講義で取り上げるテーマの順番を入れ替えたりすることがある。
評価方法 平常点(50%)と期末レポート(50%)により総合的に評価する(ただし、履修人数によっては期末試験となる場合もある)。平常点とは、出席状況、講義中の態度、講義中に不定期に実施する小テストの回答等である。成績評価の基準はおおよそ次の通り。AA(小テスト・期末ともに講義内容、課題の出題意図・形式を理解しようとする努力が現れている、とくに優れた内容)、A(一定程度理解し、その努力が現れている内容)、B(一定程度理解していると思われるが、やや内容的に不足)、C(内容・形式ともに若干の難点あり)、D(総合的評価をした場合、評価条件が満たされていない)
教科書
参考書
メッセージ (1)上記以外にも講義中に参考書等を適宜紹介するので各自の関心に応じて読んでみることをおすすめする。(2)本講義で取り上げるテーマにもとづき、受講生による事例報告もしくはグループ・ディスカッションの場を講義中に設けることがある。受講する学生は、これらの課題への取り組みもさることながら講義にも積極的な態度で臨むことが望ましい。(3)講義を欠席した場合、次回出席時に必ず休んだ分の配付資料を手に入れること。(4)講義中の飲食、私語は厳禁。