現代社会論D(倫理)

年度 2009
科目名 現代社会論D(倫理)
教員名 高 鮮徽
授業概要 近年日本では「格差社会」と言われるように社会的格差の拡大が大きな問題とされている。これを社会学の階級・階層論の見地から概念的道具立てを学習し、「格差社会」と現代社会を生きる我々のとの関わりについて学ぶ。
授業計画 授業ガイダンス
現代日本社会における格差の諸相
格差形成にかんする社会学説 – その1:マルクスの説(1)
格差形成にかんする社会学説 – その2:マルクスの説(2)
格差形成にかんする社会学説 – その3:ヴェーバーにおける階級概念(1)
格差形成にかんする社会学説 – その3:ヴェーバーにおける階級概念(2)
今日の欧米社会における階級
ジェンダーと成層
社会移動
日本の格差の現状を検証するー所得から見る格差の現状
国際比較からみた日本の不平等
日本の労働市場と雇用構造における格差問題
日本の所得分配システムの変容
日本の新しい貧困層
日本の生活と福祉における格差問題
格差の行方
格差問題に関わる映画鑑賞
要約と総括
評価方法 平常点(出席及びリアクションペーパー5割)を重視、授業への参加・貢献,レポート(3割)等をあわせて評価する。
教科書
参考書
メッセージ 社会学の理論を中心に講義しますが、講義内容は、現に問題となっている事柄を社会学的にどのように捉えるかです。つまり、現実に生きている我々に関わる事を一緒に考える姿勢で講義に参加して下さい。