確率統計

年度 2009
科目名 確率統計
教員名 中條 安芸子
授業概要 納品された製品に不良品がいくつ含まれていたらメーカーに返品するか、店に来る客数をどう予測するか、製品の寿命はどれくらいか、などの問題を解決するには、確率分布を知る必要がある。この講義では、確率の考え方、主要な確率分布の特徴と活用方法などを理解することが目標である。
授業計画 古典的確率
場合の数と確率
確率の定義
順列と組み合わせの考え方
複数の事象の確率
加法定理と乗法定理について
条件付き確率について
期待値
確率モデルとは
確率モデルの必要性
ベルヌーイ試行
その条件と実際の事象へのあてはめ
確率分布とその活用
2項分布(1):あてはまる事象と実際の計算や確率多角形
2項分布(2):応用例(男子の出生確率、メレの第1問題)
2項分布(3):商品の抜き取り検査
ポアソン分布(1):あてはまる事象と実際の計算や確率多角形
ポアソン分布(2):例で見る適合性の判断の仕方
ポアソン分布(3):在庫管理
幾何分布:あてはまる事象と実際の計算や確率多角形、分布の特徴
この授業のまとめ
評価方法 確率の考え方、確率モデルの必要性、授業中に紹介した確率分布の考え方と内容、検証方法などが理解できているか、を評価する。評価は学期末に行う定期試験による。試験の得点が60点以上で単位修得。出席点や練習問題などの平常点はない。出席は学生証によるデータ入力と毎回の練習問題の提出により確認している。出席回数が授業回数の3分の2以上ないと規則により「無資格」評価となる。
教科書
参考書
メッセージ 本講では、毎回練習問題の提出を求めるので、必ず関数電卓を持参すること。春学期に開講している「統計の見方」で学んだ内容が、一部前提となるところがあります。なるべく「統計の見方」をあらかじめ受講してから、この科目を履修してください。 受講生への伝達事項や授業に関する情報は、http://www.bunkyo.ac.jp/~nakajo/を参照のこと。必ずこのサイトを使って授業の予習と復習をすること。授業のポイントや練習問題の解答、などを公開しています。