国際政治経済学

年度 2009
科目名 国際政治経済学
教員名 錦田 愛子
授業概要 誕生したばかりのオバマ政権が、最優先の政策課題に掲げたのは経済問題である。昨年9月に始まった世界的な金融危機は、日本においても景気後退と失業率の上昇により、社会不安をもたらしかねない。このように、政治と経済は有機的につながっており、国内政治と国際政治の関係もまた不可分である。そこで本講義では、国際政治と経済体制の変遷について、相互の関連を、理論と時代の流れにそって説明していく。現在の日本社会がどのような歴史過程に位置づけられ、今後どの方向に導かれるのか、理解する基礎知識力をつけるのが目標である。
授業計画 イントロダクション
国家の誕生
・絶対主義国家
・国民国家という枠組み
・ナショナリズム
革命という解決策
・資本主義経済の欠陥
・社会主義という代替案
世界というシステム
・世界システム論
・覇権国家
・「対テロ戦争」という新秩序
グローバル化という時代
・市民とはだれか
・国連とNGO
・政治と経済のグローバル化
評価方法 出席を重視し、授業期間中に中間試験と期末試験を行います。
教科書
参考書
メッセージ 毎回レジュメを配布し、それに基づいて講義を進めます。基本的には時代を追った理論の説明となりますが、適宜時事問題をおりこんでいく予定です。関心をもった事柄については、各自、新聞やテレビ、インターネットを通じて情報を集めるなど、積極的な取り組みを期待します。