年度 | 2009 |
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科目名 | 栄養指導論B |
教員名 | 松浦 和子 |
授業概要 | 日本人の食生活を歴史的に見ると、戦後の食料欠乏の時代から大きく変化し、現代の食生活環境は複雑化、格差化してきています。そのため栄養士の果たす役割も、食物摂取中心の改善だけでなく、社会の情勢にあった、また人々のライフスタイルに対応する指導力が求められます。栄養指導論Bでは、栄養士としての専門知識を習得した上での個々の対象者への食行動の変容を促すことを目的とした実践力を学びます。 |
授業計画 | 年代別栄養指導・・各々の時期の特徴と問題点、指導の注意点 (1)乳児期 (2)幼児期 (3)学童期 (4)思春期 (5)妊娠期 (6)成人期 (7)壮年期 ((8)高齢期 臨床栄養指導・・病態と栄養の関連性、食事療法の考え方 (1)高血圧 (2)肥満 (3)糖尿病 (4)高脂血症 (5)腎臓疾患 (6)消化性潰瘍 (7)慢性胃炎 (8)肝臓疾患 (9)貧血 (10)小児疾患 活動分野で行う栄養指導・・栄養士の様々な活動分野での内容と特徴 (1)病院 (2)学校 (3)保健センター (4)各施設 (5)スポーツセンター (6)健康保険組合 (7)食品製造業界 |
評価方法 | 定期試験、出席状況、授業姿勢により総合的に評価する。 |
教科書 | |
参考書 | |
メッセージ | 板書はあくまでも要点のみであるから、講義を聴くことを大切に考え、解らないことは質問・発言してほしい。提示した箇所の教科書は必ず熟読すること。栄養指導は他の教科の総合力が必要で、特に、栄養学、臨床栄養学、食品学、心理学は重要である。栄養士・管理栄養士の働く職場は広域である。どの職場や職務についても言えることであるが、良き栄養指導者になるには、生涯にわたって学びと経験の積み重ねが必要である。栄養士を目指す諸君には、広い知識を学ぶ姿勢と社会のニ-ズに応えられる専門家に育って欲しい。 |