情報学序論

年度 2002
科目名 情報学序論
教員名 安田 寿明
授業概要 情報学部は情報学の研究・教育のための大学として設立されたものである。しかし情報学そのものは極めて新しい学問分野で、物理学や生物学のように体系化された学問ではない。情報学は経済学や法学などと同じく、日々に発展し体系化されつつある学問である。そこで、この授業では私たちが学ぶ「情報学とは何か」という根源的な課題の学習からはいっていく。 また情報学は同じような性格の経済学や法学にくらべて、学問としての大きな違いがある。すなわち情報学は既存の学問体系を「情報」という新しい視点から見直して再構築していこうという新しい試みをしているからである。そこに法律の原則や経済の原理を探求する法学や経済学との差異がある。 そのため情報学には専門的学問を横断する、いわゆるインターディシプリン(学際)の性格が強く、情報学を学び研究するのには、幅広い学問的教養と柔軟な頭脳が要求される。授業では、そうした要求と期待に応えるよう、ともに考えながら学んでいく講義の展開に力点を置いている。
授業計画 情報の概念と情報学
情報の概念規定、情報技術の歴史、情報理論の誕生、情報学の構築、コミュニケーションの基礎
マスコミュニケーションの誕生と発展
社会体制とコミュニケーション、工業化社会でのマスコミュニケーション、パーソナル・インフルエンス、宣伝と統治のコミュニケーション
経済・経営の情報化
物財価値と情報価値、資本集約と情報集約、情報資本主義の諸様相、一般システム理論からのアプローチ、企業情報システム
ことばと数式
記号論概論、自然言語と形式言語、言語機械、学校文法と生成文法、述語論理、二値論理、スタックとリンケージ
コミュニティとネットワーク
通信機械と計算機械、知能機械の効用と限界、マルチメディア技術の進展、グローバル・ビレッジ、サイバー空間の幻影と実相
評価方法 定期試験の成績で評価する。試験は全問記述解答式で資料参照は禁止する。持ち込み不可。
教科書
参考書
メッセージ この授業は情報学部の各学科で専門科目を学ぶ前に概括的な共通基礎知識が得られるよう企画されたもので、高学年次ではなく1・2年次に履修することが望ましい。なお履修者の本シラバス閲読・閲覧率は授業概要冊子・CDROM・Webの三者あわせて過去3年間の平均では0.5%以下である。よって本年度から第1回の授業では、このシラバスを読んだかどうかについての筆記試験を実施する。