| 年度 | 2004 |
|---|---|
| 科目名 | 専門ゼミナールⅡ |
| 教員名 | 藤巻 光浩 |
| 授業概要 | 最近、ようやく自分の教えている内容を一言で言い表せることが出来るようになりました。でも、これは自分で自分の研究している内容をまったく言い表すことが出来なかったことを意味するのではありません。この国際学部に就任してから、全く困ってしまったということです。就任した学部によって、自分の研究分野が変わるのか、と言われそうですが、そうではなく強調する部分をどこにするのかで迷ったということです。従来は、単なる「友愛について」というテーマで落ち着いていました。「越境すること」は、特に強調すべきことではないと信じていたからです。私たちはすでに越境してしまっていることは合意済みであると思っていたからです。しかし、3年間、日本の大学で学部生を教えていて気が付いたことがあります。それは、未だみなさんの意識は、内的国境を越えるに至っていなかったということです。つまり、「越境すること」とはパスポートを使って国境を越えることであると、みなさんは思っているのだとようやく理解できたのです。よって、この「越境すること」がどのような意味を持つのかを、より深く考察するためにこの「越境する」ということばを強調するゼミ内容にすることにしたのです。従来の「友愛」だけでも、充分に「越境すること」を教えていたのですが(自分と他人の境界線を越えることを教えていたので)、テーマが前提としているものをより強調したために、「越境する私」ということにしたわけです。英語のタイトルをつけていますが、その内容はゼミに来るともっとわかります。とりあえずは、「越境する私」で覚えてください。 「越境する私」をテーマに、様々な分野の文献・小説を読んだり、フィルムを見たりし、ディスカッションをします。また、卒業研究へ早くからの取り組むための準備もします。「書くこと」とはどのようなことなのか、トランスカルチュラルポリティックス領域との交錯点も考慮に入れながらゼミを進めます。 |
| 授業計画 | 詳細なシラバスを授業時に配布する。また、ウェッブサイトでも公開しているのでそちらでもチェックすること。(http://open.shonan.bunkyo.ac.jp/~fujimaki/) |
| 評価方法 | 課題提出と参加がすべてです。期日を守りましょう。 |
| 教科書 | |
| 参考書 | |
| メッセージ | コミットメントを求めます。卒業論文は、クオリティコントロールであると考えています。かなりの質を求めているので、早めに取り掛かってください。 |
「2004」カテゴリーアーカイブ
専門ゼミナールⅠ
| 年度 | 2004 |
|---|---|
| 科目名 | 専門ゼミナールⅠ |
| 教員名 | 藤巻 光浩 |
| 授業概要 | 最近、ようやく自分の教えている内容を一言で言い表せることが出来るようになりました。でも、これは自分で自分の研究している内容をまったく言い表すことが出来なかったことを意味するのではありません。この国際学部に就任してから、全く困ってしまったということです。就任した学部によって、自分の研究分野が変わるのか、と言われそうですが、そうではなく強調する部分をどこにするのかで迷ったということです。従来は、単なる「友愛について」というテーマで落ち着いていました。「越境すること」は、特に強調すべきことではないと信じていたからです。私たちはすでに越境してしまっていることは合意済みであると思っていたからです。しかし、3年間、日本の大学で学部生を教えていて気が付いたことがあります。それは、未だみなさんの意識は、内的国境を越えるに至っていなかったということです。つまり、「越境すること」とはパスポートを使って国境を越えることであると、みなさんは思っているのだとようやく理解できたのです。よって、この「越境すること」がどのような意味を持つのかを、より深く考察するためにこの「越境する」ということばを強調するゼミ内容にすることにしたのです。従来の「友愛」だけでも、充分に「越境すること」を教えていたのですが(自分と他人の境界線を越えることを教えていたので)、テーマが前提としているものをより強調したために、「越境する私」ということにしたわけです。英語のタイトルをつけていますが、その内容はゼミに来るともっとわかります。とりあえずは、「越境する私」で覚えてください。 「越境する私」をテーマに、様々な分野の文献・小説を読んだり、フィルムを見たりし、ディスカッションをします。また、卒業研究へ早くからの取り組むための準備もします。「書くこと」とはどのようなことなのか、トランスカルチュラルポリティックス領域との交錯点も考慮に入れながらゼミを進めます。 |
| 授業計画 | 詳細なシラバスを授業時に配布する。また、ウェッブサイトでも公開しているのでそちらでもチェックすること。(http://open.shonan.bunkyo.ac.jp/~fujimaki/) |
| 評価方法 | 課題提出と参加がすべてです。期日を守りましょう。尚、藤巻ゼミは卒業研究が必修です。 |
| 教科書 | |
| 参考書 | |
| メッセージ | コミットメントを求めます。 |
人間と宗教
| 年度 | 2004 |
|---|---|
| 科目名 | 人間と宗教 |
| 教員名 | 村野 宣男 |
| 授業概要 | 星占いも宗教であると言えば、宗教が身近に思えるであろう。宗教的である有り様を見て、何故そうなるのかを問う。また、キリスト教や仏教のようにいろいろな宗教的形態があるが、それらを分析してみる。あるいは、危険な宗教があり、宗教と理性の関係が問題となる。 |
| 授業計画 | 宗教は感ずるところから生まれる 宗教の諸形態 古代未開の宗教 知的宗教(キリスト教、仏教) 現代と宗教 若者と宗教 カルト宗教の問題 |
| 評価方法 | 1.出席2.筆記試験 |
| 教科書 | |
| 参考書 | |
| メッセージ | 宗教は人間の最も深いところに関わるものとされている。宗教を通して人間存在について考えてほしい。 |
コミュニケーションと文化
| 年度 | 2004 |
|---|---|
| 科目名 | コミュニケーションと文化 |
| 教員名 | 藤巻 光浩 |
| 授業概要 | 私たちの世界は、戦争・虐殺などによる暴力に満ち溢れてきた。それらの事件を反省する意味を込めて、様々な取り組みが行われて来たし、また行われようとしている。なぜそのような事件が起こってしまったのか、どのようにしたら防ぐことができたのか、死者に対する鎮魂は充分になされているのか、犠牲者に対する補償はどのように行えばよいのであろうかなど、多くの問題を抱えてきた。何よりも大切なことは、私たちはこれらの事件をどのように鮮明な記憶として思い出し続けていくことができるのかという問題意識を持ち続けていくことであろう。 しかし、思い出すという行為は決して中立的なものではない。2001年9月11日の同時多発テロによる死者を弔うためのモニュメント建設のためのデザインコンペは、様々な思惑が交錯したために混迷を極めた。コンペに勝ったリベスキンドのデザインも、アメリカという近代国民国家が誕生した年から現在までの年月を数えそれをモニュメントビルの高さにするというものである。また、広島平和記念館のエノラ・ゲイの展示方法とスミソニアン博物館のそれとは、全く違っているのである。その他にも多数の人の死を伴った事件の思い出し方に、違和感を感じる例は数多く存在する。 その一方で、このような事件を思い出そうとする歴史博物館、モニュメント、フィルム、アニメなどは増加するばかりである。私たちは、戦争・テロ・暴力などの事件を、今後どのように記憶すべきなのであろうか?この授業では、これらの事件の思い出し方、つまり記憶の問題をコミュニケーションの問題として考察する。 |
| 授業計画 | イントロダクション:証言の時代 生存者たち:エリ・ヴィーゼル、プリモ・レヴィ、ジーン・アメリなど 歴史修正主義とは クロード・ランズマンの「SHOAH」について ホロコーストのアメリカ化I:「シンドラーのリスト」 ホロコーストのアメリカ化II:「アメリカ合衆国ホロコースト記念館」 記憶のアメリカ化I:正戦論(スミソニアンのエノラ・ゲイ展示を例に) 記憶のアメリカ化II:ヴェトナム戦争と多文化主義 核の記憶I:広島のエノラ・ゲイ 核の記憶II:原爆と植民地主義 9.11の記憶 南京虐殺と東史郎問題 従軍慰安婦とされた<彼女ら>を覚えておくこととは 「在日」と斉州島の記憶:証言としての「火山島」 心のノートと教育基本法改正問題:心と戦争 靖国問題と国立戦没者慰霊施設について まとめ |
| 評価方法 | レポートを二回書いてもらう。一つ目のレポートは、エリ・ヴィーゼルの「夜」を読みレポートを書いてもらう。このレポートの締め切りは、ゴールデンウィーク明け。もう一つのレポートは、学期末に書いてもらう。この最終レポートは、これらの出来事の思い出し方を各自に実践してもらうものとなる。また、毎回何らかの課題があるので気合を入れて授業に臨むことを期待している。 |
| 教科書 | |
| 参考書 | |
| メッセージ | 生半可な気持ちで向き合うことなどできない内容なので、予習を強く望んでいる。 |
英語Ⅱ(SA)
| 年度 | 2004 |
|---|---|
| 科目名 | 英語Ⅱ(SA) |
| 教員名 | 杉本 香織 |
| 授業概要 | 秋学期に週2日開講される。英語Ⅰの単位を取得していなければ履修できない。英語Ⅰと同じ教員が、原則的に担当する。授業内容は、英語Ⅰの延長線上にある、と言える。基礎固めの英語Ⅰが終わっても、基礎固めの努力を続けなければならない。つまり、英語Ⅱの目標は、読解力のさらなる向上である。英語Ⅰとの違いがあるとすれば、英語Ⅱは、速読と、文章全体の内容の把握に重点を置くことであろう。しかし、文法などに関する基礎力にもとづく的確な読解力を養成する、という点では変わらない。 |
| 授業計画 | 英語Iでの学習をふまえ、文法と読解力の演習を行います。文法に関しては、実用英語技能検定(英検)を中心とする語学検定試験を視野に入れた演習を行います。また読解に関しては、英字新聞を中心に、雑誌やインターネットなど様々なメディアのニュースの中から比較的読みやすいものをテキストとして取り上げ、英文の大意をできるだけ迅速かつ正確に把握する力を養成することを目標とします。 |
| 評価方法 | 試験(期末定期試験・小テスト)と平常点とを合わせた総合評価 |
| 教科書 | |
| 参考書 | |
| メッセージ | この授業は英語Iの延長線上にあります。すなわち英語Iで培った文法・読解の基礎力を、みなさんが各々持つ目的や目標に合わせて強化させるための授業です。積極的な授業参加を期待しています。なお、辞書(英和辞典)は毎週必ず持参してください。 |
英語Ⅰ(EA)
| 年度 | 2004 |
|---|---|
| 科目名 | 英語Ⅰ(EA) |
| 教員名 | 杉本 香織 |
| 授業概要 | 情報学部の英語カリキュラムは読解力の養成に重点を置いている。これは、学生が卒業時までに、辞書を使えば専門分野の英語が的確に理解できるようになってほしい、と専門教科担当教員の多くが願っているからである。春学期に週2日開講される。英語Ⅰは、特に、文法などに関する高校卒業までに身につけておくべき基礎的な知識を再確認し、出来るだけ正確な読解力を養成することを主な目標とする。辞書の使い方、文脈の中での単語の適切な意味を把握することなどの基礎的なこと、また、比較的平易な英文を読みながら英文構造の理解をさらに深めることなども含まれる。英語Ⅰは、主に、読解力の基礎固めに重点を置く。 |
| 授業計画 | 文法などの基礎知識の再確認と、読解力の基礎固めを二大柱に授業を進めます。特に読解に関しては、英字新聞を中心に、雑誌やインターネットなど様々なメディアのニュースの中から比較的読みやすいものをテキストとして取り上げ、英文の逐語訳を必要に応じて行いながら、英語ニュースの読み方や捉え方などの基礎を学んでいきます。 |
| 評価方法 | 試験(期末定期試験・小テスト)と平常点とを合わせた総合評価 |
| 教科書 | |
| 参考書 | |
| メッセージ | この授業で扱うテキストは、政治、経済から芸術まで多岐にわたります。みなさんの興味、関心に合わせてトピックを選択することももちろん可能です。積極的な授業参加を期待しています。なお、辞書(英和辞典)は毎週必ず持参してください。 |
コミュニケーションと文化
| 年度 | 2004 |
|---|---|
| 科目名 | コミュニケーションと文化 |
| 教員名 | 藤巻 光浩 |
| 授業概要 | 私たちの世界は、戦争・虐殺などによる暴力に満ち溢れてきた。それらの事件を反省する意味を込めて、様々な取り組みが行われて来たし、また行われようとしている。なぜそのような事件が起こってしまったのか、どのようにしたら防ぐことができたのか、死者に対する鎮魂は充分になされているのか、犠牲者に対する補償はどのように行えばよいのであろうかなど、多くの問題を抱えてきた。何よりも大切なことは、私たちはこれらの事件をどのように鮮明な記憶として思い出し続けていくことができるのかという問題意識を持ち続けていくことであろう。 しかし、思い出すという行為は決して中立的なものではない。2001年9月11日の同時多発テロによる死者を弔うためのモニュメント建設のためのデザインコンペは、様々な思惑が交錯したために混迷を極めた。コンペに勝ったリベスキンドのデザインも、アメリカという近代国民国家が誕生した年から現在までの年月を数えそれをモニュメントビルの高さにするというものである。また、広島平和記念館のエノラ・ゲイの展示方法とスミソニアン博物館のそれとは、全く違っているのである。その他にも多数の人の死を伴った事件の思い出し方に、違和感を感じる例は数多く存在する。 その一方で、このような事件を思い出そうとする歴史博物館、モニュメント、フィルム、アニメなどは増加するばかりである。私たちは、戦争・テロ・暴力などの事件を、今後どのように記憶すべきなのであろうか?この授業では、これらの事件の思い出し方、つまり記憶の問題をコミュニケーションの問題として考察する。 |
| 授業計画 | イントロダクション:証言の時代 生存者たち:エリ・ヴィーゼル、プリモ・レヴィ、ジーン・アメリなど 歴史修正主義とは クロード・ランズマンの「SHOAH」について ホロコーストのアメリカ化I:「シンドラーのリスト」 ホロコーストのアメリカ化II:「アメリカ合衆国ホロコースト記念館」 記憶のアメリカ化I:正戦論(スミソニアンのエノラ・ゲイ展示を例に) 記憶のアメリカ化II:ヴェトナム戦争と多文化主義 核の記憶I:広島のエノラ・ゲイ 核の記憶II:原爆と植民地主義 9.11の記憶 南京虐殺と東史郎問題 従軍慰安婦とされた<彼女ら>を覚えておくこととは 「在日」と斉州島の記憶:証言としての「火山島」 心のノートと教育基本法改正問題:心と戦争 靖国問題と国立戦没者慰霊施設について まとめ |
| 評価方法 | レポートを二回書いてもらう。一つ目のレポートは、エリ・ヴィーゼルの「夜」を読みレポートを書いてもらう。このレポートの締め切りは、ゴールデンウィーク明け。もう一つのレポートは、学期末に書いてもらう。この最終レポートは、これらの出来事の思い出し方を各自に実践してもらうものとなる。また、毎回何らかの課題があるので気合を入れて授業に臨むことを期待している。 |
| 教科書 | |
| 参考書 | |
| メッセージ | 生半可な気持ちで向き合うことなどできない内容なので、予習を強く望んでいる。 |
ESP209
| 年度 | 2004 |
|---|---|
| 科目名 | ESP209 |
| 教員名 | D.R.ロイ |
| 授業概要 | This class will focus on reading and speaking. As Profs. Loy and Watts are specialists in religion and social issues, the topic for both classes (Tuesday and Friday) is spirituality in daily life (日常精神的な生活). There will be three basic themes: everyday life, the environment, and society. Each theme will be related to the practice of “mindfulness” [becoming aware of how our thoughts, words and actions have an affect] in our daily lives, our environment and our society. The readings will come from a variety of different sources. The articles will not be too academic, but rather more personal in style. |
| 授業計画 | This class is for high-intermediate and advanced level students of English. Classes with both teachers, Loy and Watts, will be coordinated. We will read one article for one week – in the two classes during that one week, the first class will focus on basic comprehension of the article and any technical language questions; the second class will discuss the content and meaning of the article. Homework will be to read the article and be ready to answer the study questions. There will be three unit tests which correspond to the three topics of daily life, environment, and society. No final exam. For students who need to improve their vocabulary and reading abilities, especially in preparation for the TOEFL, this class will be ideal. |
| 評価方法 | attendance 15%participation 40%three unit tests 45% |
| 教科書 | |
| 参考書 | |
| メッセージ | This course is a good opportunity to improve your English as we read interesting and thoughtful articles, and talk about them together. |
技術と人間
| 年度 | 2004 |
|---|---|
| 科目名 | 技術と人間 |
| 教員名 | 木幡 赳士 |
| 授業概要 | 今日、技術の成果がわれわれの周囲に満ちあふれ、背後にある技術は空気のようなものになっていて、日ごろ、気に留めることもしない。技術が前面に出てくるのは、大きな発明があった時や、大きな事故が発生した時の原因探求の中くらいになってしまった。それは、技術にとっても、人間にとっても不幸なことだ。近年、専門家でない市民が現代技術になんらかの判断を下さなければならない場面が多くなっている、それにも、まず、技術の本質と歴史・現状を知ることが大切だ。本講義は、そんな思いで開講される「平成教養講座」だ。 |
| 授業計画 | ガイダンス 現代技術をザア~っと眺めてみる 改めて「テクノロジーって?」と聞かれ、「テクテクノロノロ歩くこと」と答えて恥をかかないためのテクノ・ミニマム知識教養講座 エネルギー なければ技術 みんなゴミ--現代エネルギー技術教養講座_1 エネルギー なければ技術 みんなゴミ--現代エネルギー技術教養講座_2 エネルギー なければ技術 みんなゴミ--現代エネルギー技術教養講座_3 エネルギー なければ技術 みんなゴミ--現代エネルギー技術教養講座_4 研究テーマのミニブラックホール--ナノテク教養講座_1_基礎_1 研究テーマのミニブラックホール--ナノテク教養講座_2_基礎_2 研究テーマのミニブラックホール--ナノテク教養講座_3_基礎_3 研究テーマのミニブラックホール--ナノテク教養講座_4_素材_1 研究テーマのミニブラックホール--ナノテク教養講座_5_応用 ITとは、IzureTouta される技術のこと?--現代IT教養講座_1_基礎 ITとは、IzureTouta される技術のこと?--現代IT教養講座_2_トピックス |
| 評価方法 | 期末試験 |
| 教科書 | |
| 参考書 | |
| メッセージ | プロジェクターを使い、できるだけ図版を多用しながら進める。標題の取っつきやすさに惑わされてはいけない。時に理屈っぽい話が混じることもある。受講者には、強靱な思考法を身に付けること期待したい。 |
特別活動の研究
| 年度 | 2004 |
|---|---|
| 科目名 | 特別活動の研究 |
| 教員名 | 柳生 和男 |
| 授業概要 | 特別活動は本来、学習塾や予備校には存在しない領域(最近では塾などがこれに近い活動を試みる例がありますが)です。従って、特別活動は学校固有な活動として位置づけられ、学校や学級の集団、仲間集団の文化を形成し、個々の生徒の在り方にも大きな影響を与える領域です。まさに、学校教育の真骨頂を担う領域です。また、教師の意欲、熱意、創意工夫、キャラクターが活動の内容や成否を大きく左右する領域でもあります。思い出深い修学旅行や仲間と力を合わせた文化祭、一方では退屈この上ない儀式なども皆さんは経験していることと思います。 本講義では、特別活動の全体像を把握するとともに、人間関係が希薄になりつつある現代の学校において集団活動を通してそれをいかに改善し、豊かで生きがいのある学校生活を実現させるかについて学習します。 |
| 授業計画 | ①特別活動の特色と指導の重点【特別活動ってなに】 ②特別活動のねらい 【特別活動で生徒のなにを成長を促すか】 ③特別活動の歴史的変遷Ⅰ 【自由研究時代~特別教育活動・学校行事等の時代】 ④特別活動の歴史的変遷Ⅱ 【学級指導新設の時代~学級活動新設の時代】 ⑤特別活動の実際 【全体計画の意義・年間指導計画の作成】 ⑥集団活動の実際 【集団主義教育批判~民主的集団形成】 ⑦集団と個の関係 【集団内における自己実現・人間関係づくり】 ⑧自己教育力の育成と特別活動【自己教育力の構造と集団活動】 ⑨生きがい感のある存在 【役割配分・役割期待・役割認識・役割遂行・評価】 ⑩思春期・青年期の特質を前提とした活動の実際 ⑪生徒会活動の特質と指導Ⅰ 【集団による問題解決能力の向上・発達の最近接】 ⑫生徒会活動の特質と指導Ⅱ 【学校生活の向上を目指した活動】 ⑬学校行事の特質と展開 【なぜ学校行事が必要なのか】 ⑭特別活動と総合的な学習 【体験学習・自ら考え/行動し/感動し/解決する力】 ⑮特別活動の実践的課題 【集団活動と集団主義との境界】 |
| 評価方法 | (1)筆記試験 (2)筆記成績に出席率と受講態度を加味して総合的に評価する。 |
| 教科書 | |
| 参考書 | |
| メッセージ | 教職希望者の中には、林間学校や修学旅行に行けるといった理由で教師を目指す学生がいます。現職教員にもこうした理由で教師になった者は結構多いはずです。生徒と一緒に活動することが大好きな先生達です。一方、林間学校など宿泊があるから高学年を外してほしい、卒業学年はアルバム作成があるからいやだと言う先生も結構多いのです。行事に際しても生徒への指導を自主性の名のもとに放任し、生徒に引率される頭数だけの教員もよく見かけます。前者のすべてが良い教師とは言えませんが、少なくとも後者に属する教師は特別の事情のある者を除けば、職務に対するモラールが欠けている教員であり、生徒にとって好ましい存在とは言えません。本講義は、子どもと一緒に何かができる、授業を離れて考え、活動することに胸がときめかせることのできる学生に是非受講してほしいものです。 |