年度 | 2009 |
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科目名 | ベンチャービジネス論B |
教員名 | 小林 謙二 |
授業概要 | ベンチャービジネスとは「知識集約的な現代的イノベーターとしての中小企業によるビジネス(事業)」と定義される。ハイリスク・ハイリターンの特質をもち、このようなビジネスを創造する人を起業家(entrepreneur)という。夢とロマンをもちリスクを恐れないリーダーの経営行動を研究対象とするのがベンチャービジネス論である。ベンチャービジネスの理論はもとより実践的な内容を中心とする。実際に起業し、経営する場合にどのようなプロセス(成長過程)で進むのかをバーチャル的に体験する授業とする。 |
授業計画 | Introduction(全体の構成と講義の進め方・参考文献の紹介) 会社の設立 マネジメントチームの組成 ビジネスプランの作成(1) ビジネスプランの作成(2) ビジネスプランのプレゼンテーション 事業の実際的な運営(社長の仕事) ベンチャーファイナンス(1) ベンチャーファイナンス(2) 企業価値の評価 M&Aの具体的事例と戦略的活用 ベンチャー企業の課題 |
評価方法 | 1.成績評価の方法は(1)毎回の出席を基本とし、出席点を30%、(2)期末の課題レポートを70%の割合で評価する。2.成績評価基準は、AA)内容が特に優れている、A)出題意図に応じた内容である、B)内容がやや不足である、C)形式・内容ともに若干の難点がある、D)課題がこなせていない、である。 |
教科書 | |
参考書 | |
メッセージ | ベンチャービジネスに興味を持つ学生に受講して欲しい。1.本講義の特徴はベンチャービジネス論A(5セメスター)とB(6セメスター)を一体として体系的な構成としている。2.理論と実践の融合を基本として、Aは理論に重点を置きつつも実践的な内容で補完する。BはAで学習した理論を活用して、実践的に起業をバーチャル的に体験する。AとBはそれぞれ相互補完的な関係にある。3.本講義における学生の目標は以下の3点とする。(1)ベンチャービジネスに関する基本的な知識を習得する(2)ビジネスプランの作成とプレゼンテーション(3)グループで仮想企業を設立して事業運営を体験する。 |
「2009」カテゴリーアーカイブ
情報化戦略
年度 | 2009 |
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科目名 | 情報化戦略 |
教員名 | 幡鎌 博 |
授業概要 | 情報化戦略に関する基本的な考え方を事例とともに学習する。まず、企業戦略の基本的な考え方や、情報システム活用のポイントを学ぶ。その後、各業種の代表的な事例を読んで理解を深める。また、情報化と組織の問題、eビジネスの概要、情報化の計画立案や投資効果の問題も学習する。 |
授業計画 | 情報化戦略とは(情報化の意味と動向、企業戦略の考え方、情報化戦略の基本) 情報システム利用のポイント 情報化戦略の事例研究(製造業・流通業・サービス業など) 情報化と組織の問題 eビジネスと電子商取引における情報化戦略 情報化の計画立案方法、設計・開発・テスト・運用の方法、体制、情報化投資の評価方法 |
評価方法 | レポート・小テスト(2回)・出席によって評価する。ただし、履修人数が予想以上に多くなった場合には、定期試験を行う場合がある。 |
教科書 | |
参考書 | |
メッセージ | この科目を勉強することで、戦略を立てて情報化を進めることの重要性を理解できるようになります。「情報システムと経営活動」を同時に受講したほうが理解が進むでしょう。 |
フードサービス起業論
年度 | 2009 |
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科目名 | フードサービス起業論 |
教員名 | 横川 潤 |
授業概要 | 飲食事業といえば、カフェ、バー、ファミレス、ファーストフード、あるいはフランス料理、イタリア料理、寿司店、天ぷら店、居酒屋、ラーメン店などいろいろな店が思い浮かびます。またホテルではその売上の過半数を飲食部門の売上が占め、トラベル、エアラインなどのビジネスにおいても、飲食の理解は不可欠といえます。授業ではそうした飲食事業について、マーケティングというツールを使って幅広く見ていきます。マーケティングとは平たくいえば、お客さまの立場に立ってビジネスをすることです。つまりお客さまの立場に立って、飲食業について具体的ケースにもとづきながら考えていきます。皆さんはいつもお客様の立場から、スターバックスやマックなど飲食店について見ているわけですから、親しみやすいテーマであると思います。授業のまとめとして、各自が「自分の店」のオープン・プランを立て、プレゼンテーションを行います。 |
授業計画 | ガイダンス ~お店を「オープン」しよう ニーズとウォンツ ~客の「心」を読もう セグメンテーション ~客の「背景」を調べよう マズローの欲求5段階説 ~客の「欲」を探ろう 流行(I) ~はやる「原因」を探ろう 流行(II) ~はやる「過程」を読もう プロダクト・ライフサイクル~店の「寿命」を知ろう 自我関与と商圏 ~客の「行動」をつかもう ケーススタディ~「喫茶店」を立て直そう 損益分岐点 ~「コスト計算」に挑もう メニュー開発 ~「売れる」メニューを作ろう ケーススタディ~「開業計画(カフェ)」を論じよう アメリカのフードサービス ~「コンセプト」を練ろう プレゼンテーション準備(2)~「差別化のポイント」を話しあおう プレゼンテーション(全6~7回) テーマ「授業内容に基づき、“食”に関連した店のオープニング・プランを発表してください」 ビデオ視聴――「店をつくる・ブームをつくるおもしろさ」を語ろう |
評価方法 | 授業の後半30分程度を毎回ミニレポートの作成にあて、提出してもらいます(必ずB5のレポート用紙を使用してください)。ミニレポートはすべて採点・講評し、基本的に次回の授業時に返却します。授業最終回に全返却レポートを再回収し、平常点を確定します(計50点)。紛失分は欠席とみなしますので十分に注意してください。期末プロジェクトとして、二、三人によるプレゼンテーション(研究発表)を実施します(40点)。また授業とプレゼンテーションの理解度をはかるため小テストを行います(10点)。 |
教科書 | |
参考書 | |
メッセージ | いわゆる観光産業、すなわちホテル、レジャー、フードサービス、トラベル、エアラインなどに関心のある学生さんの受講を希望します。なるべく分かりやすいケースを選び、楽しく授業を進めていきたいと思いますが、そのためには皆さんに授業を「盛りあげて」もらうことが必要です。ミニレポートやプレゼンテーションを「めんどうくさいなぁ」と感じるひともいるかもしれませんが、終わったあと、きっと「やってよかった!」と思ってもらえるはずです。たくさんの先輩がそう言っているのですから。授業を受けながら、少しずつ、ホスピタリティやマーケティングを考えるおもしろさを感じてもらえたら最高です。 |
学級経営論
年度 | 2009 |
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科目名 | 学級経営論 |
教員名 | 松本 浩之 |
授業概要 | 学級崩壊が今日的な教育問題の一つとして取り上げられてすでに久しい。集団としての統制がとれなかったり、担任に対する反抗や攻撃によって学習が成立しなかったりという現象は、教育界では日常茶飯事となりつつある。学級崩壊は、すなわち学級経営の破綻であり、学級集団の重大な機能不全である。授業では、崩壊を起こさないための学級作りよりも、崩壊に忍び寄る隙を与えない、攻めの学級経営のあり方について考えていきたい。現場で役立つ学級作りのこつについても触れていく。 |
授業計画 | 学級経営の意義【学級経営ってなに】 学級の歴史と学級経営【学級の成立と変遷】 学級経営の機能【学級作りは何のためか】 学級経営と児童理解【子どもは、変わってしまったのか】 学級経営と教科経営【学習しやすさの素地としての学級】 学級経営と特別活動【子ども達を輝かせるもの】 学級経営と学級活動【常時活動を通しての学級作り】 学級経営と生徒指導【生徒指導の場として再認識を】 学級担任の役割【こんな人が学級担任には合っている】 学級経営案の立案【計画的に子どもを伸ばす】 学級作りのポイント【こんなアイディアが子どもを生かす】 学級王国の是非【学級の協同と独自性のはざま】 学習集団と生活集団の乖離【これからの生活集団のあり方とは】 学級崩壊と担任【攻めの学級経営の重要性 】 学級経営と発達段階【学年に合った学級経営を】 |
評価方法 | 毎回の出席を基本とし、授業中の活動を含めた出席点を40%、期末の試験成績を60%の割合で評価する。ただし、成績評価の基準は次のとおり。AA)形式に不備がなく内容に特筆すべき知見が盛り込まれている。A)形式に不備がなく出題意図に応じた内容である。B)形式は満たしているが内容がやや不足している。C)形式に若干不備があるか、内容にやや難点がある。D)形式、内容ともに課題を達成していない。 |
教科書 | |
参考書 | |
メッセージ | 教職志望者の動機の多くは、自分の理想とするクラスを担任として作り上げることとにあるのではないでしょうか。学級担任は、学級経営の主体者として独自性を発揮しながら学級集団を作り上げます。難しいのは、集団を構成する子ども一人ひとりが生身の人であることです。理想の押し付けは必ずしも受け入れられません。一筋縄でいかない学級経営のダイナミクスの面白さ。この面白さこそ学級経営の醍醐味であると考えます。醍醐味が少しでも味わえるよう模擬授業や討論を交えて授業を進めていきたいと考えています。 |
画像処理 I
年度 | 2009 |
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科目名 | 画像処理 I |
教員名 | 下平 丕作士 |
授業概要 | (1)概要:画像処理を理解するのに必要な基礎知識について講義する。(2)目標:基礎的な概念と処理方法について理解することを目標とする。(3)意義・背景・重要性:人間の受理する情報の70から80%は、視覚によるもの言われている。画像とは、このような実世界から得られる視覚情報のうち、技術的な手段によって、2次元的または3次元的に表示される情報をいう。画像処理とは、このような視覚情報を様々な目的のために処理することをいう。画像処理の利用は、1960年代後半の宇宙探査用人工衛星の画像処理によって幕開けし、その後、医療用画像処理、地球表面の画像処理などを通じて発展してきた。今日では、機械による検査、仕分けや組み立ての自動化など様々な産業分野で利用されている。日常生活においても、ディジタルカメラで撮影した写真をパソコンに取り込んで処理するなど身近な技術となっている。画像処理は、マルチメディア表現における中核技術であり、是非習得しなければならないキーテクノロジーである。 |
授業計画 | ビジュアル情報処理の原理 ビジュアル情報処理の光学的モデル ディジタル画像1(画像の標本化) ディジタル画像2(画像の量子化) 画像の幾何学的変換 画像の性質を表す諸量(ヒストグラム、統計量) 画素毎の濃淡変換1(トーンカーブによる変換) 画素毎の濃淡変換2(ヒストグラム平坦化) 画素毎の濃淡変換3(様々な変換) 領域に基づく濃淡変換1(空間フィルタリング) 領域に基づく濃淡変換2(平滑化) 領域に基づく濃淡変換3(エッジの抽出、先鋭化) その他の画像処理 |
評価方法 | 基礎的な概念と処理方法について理解できたか、学期末のテストによって評価する。 |
教科書 | |
参考書 | |
メッセージ | 日常生活でも画像を扱うことが多くなりました。画像処理の基礎知識があれば、もっと面白いことができるようになります。 |
国際観光論
年度 | 2009 |
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科目名 | 国際観光論 |
教員名 | 山口 一美 |
授業概要 | 国際観光は21世紀の基幹産業の一つである。2010年には世界中で旅をする人が約10億人にのぼると予測されており、世界はまさに「大交流時代」を迎える。このように国内外ともに人々の交流が深まることで、国際観光は世界の国々や人々に経済的、社会的、文化的に大きな影響を与える。これらのことから、観光に関する多様な現象を総合的・立体的に研究する必要性がある。そこで「国際観光論」の授業では、国際観光とは何かを明かにし、国際観光がどのように国や地域を変え、人間を変えるのかを学ぶとともに、国際観光の進展が国や地域、人々を豊かにするとともに、自然環境の破壊や保存問題など新たな課題を生み出していることを認識した上で、より望ましい国際観光のあり方について学ぶことを目的とする。この目的を達成するために、1)講義、事例研究、ビデオやDVDを使って学ぶとともに、2)ゲストスピーカーより国際観光のあり方について学ぶ。 |
授業計画 | オリエンテーション 21世紀は観光の時代 国際観光を学ぶ理由 数字でみる国際観光 世界の観光 日本の国際観光の動向 日本の国内観光の動向 観光資源 世界自然遺産―海外 世界自然遺産―日本 文化財と景観 温泉地 国際観光と地域 観光地とリゾート 観光地の変化と成長 事例研究 ハワイ州 事例研究 長野県小布施町 国際観光と人 観光で学ぶ 観光とアート 事例研究 東京ミッドタウン 事例研究 金沢21世紀美術館 国際観光と触れ合い ガイドとインタープリケーション 相互作用の場としての観光 事例研究 東京ディズニーランド 事例研究 ユニバーサルスタジオ 国際観光を成功させるために 成功事例から学ぶ 国際観光への展望 |
評価方法 | 出席、グループ討論参加、課題、レポート提出で評価 |
教科書 | |
参考書 | |
メッセージ | 旅に出て、自然に触れ、そこでの施設を訪ね、そして人々と交流してみよう。よりよい国際観光のあり方のヒントを探ってください。 |
フランス語 I
年度 | 2009 |
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科目名 | フランス語 I |
教員名 | 新宅巌・溝口ファビエンヌ |
授業概要 | フランス語を楽しく学ぶクラスです。テキストは文法、読解、文明、コミュニケーションの四つの要素を取り入れたものでヴァラエティーに富んでいます。もっともそのすべてをこなすのは時間的に無理なので、それぞれの課のディアローグ(対話)を中心に授業を進め,コミュニケーション力のアップをねらいます。 |
授業計画 | 新宅と溝口がリレーしながら4課までを終えたいと思っています。 基本動詞(etre , avoir ,-er 動詞)をマスターすることが最重要。 |
評価方法 | 期末テスト(50%)および小テスト(20%) 毎回の授業への参加(30%)も重視します。新宅と溝口がそれぞれ評価をもちより、総合して成績をつけます。どちらかの授業に欠席ということでは成績がつきませんから、注意してください。 |
教科書 | |
参考書 | |
メッセージ | 新しいことばを学ぶことで見えてくるものがあります。ただし根気がいります。欠席がちになると付いていけなくなりますからとにかく出席すること。では がんばって! |
システム分析(S)
年度 | 2009 |
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科目名 | システム分析(S) |
教員名 | 石井 信明 |
授業概要 | この授業のテーマは、情報システムを設計する前に「どんなシステムを開発するか」を検討する、要求定義のプロセスと方法である。はじめに、システム開発の発端となる問題と要件とは何かについて定義した上で、問題と要件を獲得し、分析し、そして、それらを解決するプロセスとツールを考える。特に、システム分析で使用する代表的なモデリング技法の中から、データモデル、プロセスモデル、および、オブジェクトモデルを取り上げる。オブジェクトモデルでは、UML(Unified Modeling Language)に従い、ユースケース、クラス図などの作成を学習する。そして、それぞれのプロセスとモデリング手法に従いながら演習を行い、システム分析の内容を理解する。なお本授業では、「システム分析のプロセスを説明できる」、「システム分析の知識を使用して、小規模なシステムの分析ができる」、「モデリング技法を使用できる」ことを、到達目標とする。 |
授業計画 | システムアナリストへの期待 情報システムアーキテクチャ: 誰が、何を、どう見るか システム開発のための一般的な原則 システム開発方法論 開発ライフサイクルに立脚した教育用の方法論 システム分析業務(1) 調査 システム分析業務(2) 現状分析演習 システム分析業務(3) 要求定義作成演習 事例演習(第1回) システム分析のためのツール(1) データモデル システム分析のためのツール(2) プロセスモデル(機能分割図、DFD) イベント分割方式に基づくシステム分析方法 事例演習(第2回) システム分析のためのツール(3) オブジェクトモデル(ユースケース図、クラス図、シーケンス図) 事例演習(第3回) システム分析総合試験 |
評価方法 | 演習課題(40%)と定期試験問題(60%)により到達目標への達成度を評価し、成績とする。出席は必要条件とし、成績への直接の反映は行わない。成績評価は次の通り。(AA)達成目標をほぼ90%以上満たしている。(A)達成目標をほぼ80%以上満たしている。(B)達成目標をほぼ70%以上満たしている。(C)達成目標をほぼ60%以上満たしている。(D)達成目標に対し、60%未満の達成度である。 |
教科書 | |
参考書 | |
メッセージ | システム分析は、講義だけではなかなか理解できないものです。本授業は、基本的に毎回行う小テストと数回の演習で積極的に手を動かし、システム分析の難しさと面白さを体験する機会の場と考えてください。 |
プロジェクト計画・評価特論
年度 | 2009 |
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科目名 | プロジェクト計画・評価特論 |
教員名 | 林 薫 |
授業概要 | 開発途上国において実施されるプロジェクトあるいはプログラムの計画・立案、監理、評価の実践的スキルを学ぶ。援助における成果の重視、マクロの経済計画、貧困削減戦略文書(PRSP)、セクターワイドアプローチ、財政支援とプロジェクト支援、参加型・分権的手法の導入などの現在の世界的動向を踏まえて、案件形成、事前評価、モニタリング、事後評価などの定量的、定性的手法を習得する。特に、コンピュータを使用した費用便益の実習を行う。履修者がNGO、コンサルタントあるいは援助機関の職員として実際のプロジェクトに携わるために必要なスキルを身に付けることを達成目標とする。 |
授業計画 | マクロの経済計画とミクロのプロジェクト・プログラム計画をつなぐロジカル・フレームワーク ロジカル・フレームワーク(プロジェクトデザインマトリクス)手法実習(1) ロジカル・フレームワーク(プロジェクトデザインマトリクス)手法実習(2) 参加型開発手法(プロジェクト・プロジェクト・マネジメントとラピッド・ルーラル・アプレイザル) いわゆるプロジェクト・サイクルとアプレイザル 評価の基本(DACの評価5項目、さまざまな評価手法) 評価の実際(評価のデザイン、JICAにおける実際の評価手法) 定量的評価方法(1)ディスカウント・キャッシュ・フローの考え方 定量的評価方法(2)内部収益率計算の基本的考え方 定量的評価方法(3)エクセルによる内部収益率計算実習 非市場財の評価手法(CVMやヘドニックなどの手法) 最新の評価理論・インパクト評価の手法など (以上は学期授業回数と一致するものではありません。なお定量的評価方法(1)~(3)についてはコンピュータを使用して集中講義方式で行います。期日は別途指示します) |
評価方法 | 出席および期末レポートで評価する。計画と評価の基礎的な知識が取得できているかどうかを評価基準とする。 |
教科書 | |
参考書 | |
メッセージ | 開発協力において実際にプロジェクト、プログラムを実施するために不可欠な知識を習得します。各自、コンピュータ、特にエクセルの操作方法を事前に習得しておくことを薦めます。 |
画像処理 II
年度 | 2009 |
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科目名 | 画像処理 II |
教員名 | 下平 丕作士 |
授業概要 | (1)概要:「画像処理 I 」に引き続いて、画像処理の基礎的手法と計算方法について詳しく講義し、プログラミング例についても説明する。(2)目標:画像処理の基礎的手法と仕組み・計算手法について理解することを目標とする。(3)意義・背景・重要性:人間の受理する情報の70から80%は、視覚によるものと言われている。画像とは、このような実世界から得られる視覚情報のうち、技術的な手段によって、2次元的または3次元的に表示される情報をいう。画像処理とは、このような視覚情報を様々な目的のために処理することをいう。画像処理の利用は、1960年代後半の宇宙探査用人工衛星の画像処理によって幕開けし、その後、医療用画像処理、地球表面の画像処理などを通じて発展してきた。今日では、機械による検査、仕分けや組み立ての自動化など様々な産業分野で利用されている。日常生活においても、ディジタルカメラで撮影した写真をパソコンに取り込んで処理するなど身近な技術となっている。画像処理は、マルチメディア表現における中核技術であり、是非習得しなければならないキーテクノロジーである。 |
授業計画 | デジタル画像1(A/D変換、標本化、量子化) デジタル画像2(A/D変換、標本化、量子化) パーソナルコンピュータによる画像処理法1 パーソナルコンピュータによる画像処理法2 濃度変換 コントラストの改善1(線形濃度変換) コントラストの改善2(非線形濃度変換) 空間フィルタ1(積和演算) 空間フィルタ2(平滑化フィルタ、特徴抽出フィルタ) 空間フィルタ3(先鋭化フィルタ) カラー画像処理1(3原色と色空間) カラー画像処理2(色の変換) カラー画像処理3(画質変換、画像合成) |
評価方法 | 基礎的手法と仕組み・計算手法について理解できたか、学期末のテストによって評価する。 |
教科書 | |
参考書 | |
メッセージ | この科目を履修する前提として、画像処理 I に合格していることが必要です。画像処理では、数式を用いて処理の内容や方法を表す。数学の基礎知識を補足して、できるだけ分かりやすく説明するので、数式に慣れて理解できるようになってほしい。 |