Smthe, Dallas W.
Reality as Presented by television
Public Opinion Quartely, 1954, 18, pp143-156
・1953年の分析
・ニューヨーク局の一週間のドラマ番組/86番組、476登場人物
・「白人」以外は20%で、そのうち「黒人」は2%
・その他のエスニックグループは主にヨーロッパ人で、24%が悪漢/10%がヒーロー
・外国人の「白人」「男性」ヒーローは、アメリカの「白人」「男性」ヒーローより弱く、外国人の「女性」ヒロインはアメリカの「女性」ヒロインより強い


United States National Advisory Commision on Civil Disorder (Kerner Commission) Report
Washington D.C. GPO, 1968, New York Bantam Books 1968
・15都市における6日間の「暴動」に関するテレビニュース記事/955のシークエンス
・メディアは人種問題に関して十分な注意を払っていない
・ゲットー生活の困難とそれが作る不平を無視している
・感情的なシークエンスが地方局でもネットワークでもみられる
・「黒人」の暴動の多い地域で、「白人」のインタビューが多い
・「黒人」のリーダー、闘争的なリーダーはほとんど登場しない。


Roberts, Churchill
The Portrayals of Blacks on Network television
Jounal of Broadcasting, 1970-1971, 15.1, pp45-53
・1970年の一週間のネットワークのプライムタイム/コマーシャル588本/3分以上登場した職業的役割を持つ登場人物
・少なくとも一人以上の「黒人」登場人物が、半分の番組で登場
・45の「黒人」の役割のうち、29は標準的な職業として、13は主役として
・「黒人」は、法律と娯楽に関する職業で登場しやすい。またグラマラスな場面で登場しやすい
・「黒人」は10%のコマーシャルで登場。トイレタリーの広告で最も多く登場


Barcus, F. Earle
Saturday Children's Television; A Report on Television Programming and Advertising on Boston Commercial Television
Newtonville, Ma. Action for Children's Television, 1971
・1971年のネットワークと地方局土曜の朝の一日/コマーシャル132本
・「白人」のみで登場するコマーシャルが3/4
・人種的「少数派」は23%のコーマーシャルで登場


Winick, Charles, Lorne G. Williamson, Stuart F. Chusmir, Mariann Pezella Winnick
Children's Television Commercials: A Content Analysis
New Yorker Praeger, 1973
・1971年の分析/236のおもちゃ以外の広告
・1/4で「少数派」の登場人物が登場
・「少数派」と「多数派」のポジティブな相互作用は13%


Pride, Richard A., Daniel H Clarke
Race Relations in Television News: Contents Analysis of Networks
Journalism Quartely, 1973, 50.2, pp319-328
・1968年8月と1970年4月の午後のネットワークニュース/人種に関する3011のシークエンス
・テレビの人種に関する告発のバイアスと無責任のレベルについての分析
・3つのネットワークで人種記事に違いがみられた。1970年で差は少なくなった
・両方の人種で、闘争家は非好意的に扱われ、「黒人」の闘争家は特にネガティブなコメント(65%)があった。集団としての「黒人」へのネガティブなコメントは29%。「白人」社会へは18%。


Pauos, Rita Wicks, Susan E. Harvey, Robert M. Liebert
Saturday Morning Television: A profile of the 1974-75 Children's Season
Psycholoical Reports, 1976, 39, pp1047-1057
・1974-75年のネットワーク、地方局、公共放送の、土曜の朝の番組/376の主役/脇役
・番組の半分は、「白人」だけのキャスト
・「黒人」は13%で、その他は12%
・376人の登場人物のうち、17%は「少数派」「男性」、8%は「少数派」「女性」
・向社会的行動の有無と「少数派」登場の構成には有意な関係がなかった。
・「白人」は21%が攻撃行動をし、14%の「少数派」と2%の「黒人」が攻撃的行動を


Downing, Mildred H.
Heroine of the Daytime Serial
Journal of Communication, 1974, 24.2, pp130-137
・1973年の分析
・15のシリアルドラマ/20のエピソード/300場面に分類し/56人の登場人物
・シリアルドラマには、5%の「白人」以外の登場人物
・「女性」は半分以下で42%


SAG Documents
Use of Women and Minorities in Prime-time television
Screen Actors Guild news release, Oct, 31, 1974
1974
・ネイティブアメリカン/アジア系アメリカ人/スパニッシュの「少数派」集団出身者は、1974年の放送におけるテレビドラマとコメディーで、合計しても3%以下を構成するにすぎない
・「黒人」は5.8%以上を構成



Roberts, Churchill
The Presentation of Blacks in Television Network Newscast
Journalism Quartely, 1975, 52.1, pp50-55
・1972年-1974年の3週間の午後のネットワークニュース/874のセグメント
・「黒人」は23%のセグメントで登場/話さないものが最も多い
・スクールバス/公民権運動/犯罪に関する記事が多い
・ブルーカラーの労働者がもっとも多く登場する職業である


Doolittle, John, Robert Pepper
Children's TV Ad Content:1974
Journal of Broadcasting, 1975, 19.2, pp131-142
・1974年の土曜の朝の一日の子供番組/49の異なるコマーシャル
・「少数派」は20%の登場/半数は主役で
・「少数派」は大人よりも子供として登場しやすい


Dorman, Rita
A Gender Profiles of Children's Educational TV
Journal of Communication, 1975, 25.4, pp56-65
・1974年の子供向け教育テレビ
・206人の人種表現のうち、75%(154人)が「白人」、18%(37人)が「黒人」、7%(15人)がその他の人種的「少数派」であった。
・「女性」は、「白人」以外のグループでは、非常によく目につく


Barcus, F. Earle
Television in the After-School Hours:A Study of Programming and Advertising for Children on Independent Stations Across the United States
Newtonville, Ma. Action for Children's Television, 1975
・1975年の地方独立局の3週間の午後の番組/92の番組と405人の主役、487のコマーシャル
・7/10の登場人物が人種的背景を明らかにした
・どの番組の方でも4%が人種的「少数派」であった
・「少数派」の「男性」と「女性」の比は2:1
・コマーシャルに登場したもののうち、5%が「黒人」



James D. Culley and Rex Bennett
Selling Women, Selling Blacks
Journal of Communication, 1976, Autamn
・1974年1月後半2週間/3大ネットワーク/368のプライムタイム・テレビ広告
・ドミニクやグリーンバーグの結果を支持
・黒人登場人物は43人で5.5%。複数回放映された広告をのぞくと、黒人登場人物は5.9%の広告に登場
・役割で、エクゼクティブは銀行の広告で一人だけ/テレビ番組広告などで3人が警察官として登場した。
・43人の黒人登場人物のうち、16人は子供


Pierce, Chester M., Jean V. Carew, Diane Pierce-Gonzalez, Deborah Wills
An Experiment in Racism: TV Commercials
Education and Urben Society, 1977, 10.1, pp61-87
1977
・1972年の分析/2週間のプライムタイムのネットワークのコマーシャル/異なる190のコマーシャル
・140が「白人」中心のもの。50は「黒人」中心のもの。671人のうち53人が「黒人」
・「黒人」はサンプルのうちの8%であり、男女比は相同
・賃金労働で登場したもののうち、「黒人」は28%のみ。
・モノを分けたり、好きだったり、仕込んだりする「黒人」は少なく、ほとんどは「白人」によるものであった。


United States Commision on Civil Rights
Window Dressing on the Set, Women and Minorities in Television
A Report of the United States Commision on Civil Rights 1977, August
・1969年から1974の秋期一週間のドラマ、6671人の登場人物/1974年-1975年の15のネットワーク・ニュース230ストーリー/テレビ産業の雇用
・「白人」は過大登場(89.1%)/「女性」(26.1%)と特に「少数派」「女性」(2.3%)は過小な表現
・「少数派」「男性」は海外やエスニックな場面に限定して登場/トーケニズムな登場
・「女性」と「少数派」はニュースメーカーとニュースレポーターとしてほとんど登場しない
・「少数派」と「女性」の運動の記事は非常に少ない


Lemon,Judith
Women and Blacks on Prime-Time Television
Journal of Communication, 27.04, 00, 1977, pp70-79
・1975年3月のテレビガイドにリストされた全てのプライムタイムの犯罪ドラマとコメディーの放送
・男女/「白人」「黒人」間の相互作用の、支配非支配関係
・支配的なパターンを見せたものの分析で、コメディーは、犯罪ドラマよりもより好意的な表現となっていた。コメディーは「黒人」を犯罪ドラマよりも好意的に表現している。コメディーにおける家族の文脈では、男女間の相互作用は最も平等に描かれていた
・「男性」は相互作用する参与者としてより頻繁に登場し、女性よりも多く支配的になった
・性別は、人種よりもより強く支配関係を決定する要因である


Signorielli, Nancy, George Gerbner
"Women in Public Broadcasting: A Progree Report
The Annenberg School of Communications, University of Pennsylvania, Philadelphia, Pa, March 1978
・1977年の分析
・PBSの一週間の番組/大人向け番組28/534のセグメントをもつ25の子供向け番組
・「白人」以外は、普通の情報番組で13%、ドラマ登場人物では10%、音楽番組では2%
・「黒人」は最も頻繁に登場する「少数派」集団
・ドラマで「少数派」には、主役はいない
・「白人」以外は、普通の番組で、主役よりも補助的な役割で登場しやすい;
・人種の権利に関するイッシューは、普通の番組で11%
・子供番組では、38%の登場人物が「少数派」集団のメンバー/1/4の登場人物はコード不可であった
・3/4の登場人物の職業は不明であったが、特に「黒人」は「肉体的」で職業を表すようである。


Signorielli, Nancy, George Gerbner
The Image of Elderly in Prime-Time Network Television Drama
Generations, 1978, 3.2, pp10-11
・1969-1976年のプライムタイムのドラマ/1898人の主役と7233人の脇役
・老人として登場するもののうち、「白人」以外は若者としてよりも多く登場する
・17%の老人は「白人」以外
・「白人」以外の中年は8%、若者は13%


Scheuzts, Stephen, Joyce N. Sprafkin
Spot Message Appering Within Saturday Morning television Programs
In Gaye Touchman, Arle Kaplan, Jamese Benet "Herth and Hone: Images of Women in the Mass Media"
New Yorl: Oxford University Press, 1978, pp69-77
・1974年の分析
・土曜の朝のネットワーク番組のコマーシャルと公的サービスの告知/372スポットと2226人の登場人物
・「白人」以外は25%であり、20%は「黒人」で5%はそれ以外
・「黒人」以外で多いのはヒスパニックで64%、アジア人が19%、インディアンが8%
・「黒人」以外の「少数派」は10%の広告だけで登場し、「黒人」は38%の広告で登場した。
・「白人」のいない広告は4%だけであった
・「男性」のうち、22%は「黒人」、6%が「黒人」以外
・「女性」にうち、16%は「黒人」、4%が「黒人」以外


Liebann-Smith,Joan, Sharon L. Rosen
The Presentation of Illness on Television
In Charles Winick, Deviance and Mass Media
1978
Beverly Hill, CA, Sage Publications, 1978, pp79-93
・50の番組分析
・「女性」や人種的「少数派」を医者としても、専門家としてもよく扱ってくる傾向がみられたが、サンプルでは94%が「白人」で、6%が「黒人」かチカーノであった。


Lemon, Judith
Dominant or Dominance? Women in Prime-time Television
In Gaye Touchman, Arle Kaplan, Jamese Benet "Herth and Hone: Images of Women in the Mass Media"
New Yorl: Oxford University Press, 1978, pp51-68
・1975年のコメディーと犯罪ドラマの登場人物の職業的相互作用/274人の男性と84人の女性
・人種は、「女性」にとって、支配非支配関係に影響する。
・性別のほうが、支配非支配関係には強く影響する
・「黒人」「女性」は家庭の場面で、「白人」より支配的である


Barcus, F. Earle
Commercial Children's Television on Weekends and Weekly Afternoons:A Content Analysis of Children's Programming and Independent Weekday Afternoon Programming Broadcasting in Octorber 1977
Newtonville, Ma. Action for Children's Television, 1978
・1977年の地方独立局の週末の朝と平日の午後の番組/228の番組、889人の登場人物、1455のアナウンス
・「白人」以外の登場人物は、平日では7%、週末では15%
・アニメでは「白人」が多く登場する
・「白人」以外は、大人として登場するより、子供として登場しやすい


Silverman,L. Theresa, Joyce N. Sprafkin, Eli A. Rubinstein
Physical Contact and Sexal Behavior on Prime-time TV
Journal of Communication, 1979, 29/1 pp33-43
・1977-1978年の分析
・バラエティ、映画、特番を含む、一週間のプライムタイム番組/678人の登場人物
・「白人」以外は17%
・「黒人」登場人物は、性的言葉の攻撃を使わない/「黒人」登場人物は、子供に暴力をふるわない/身体的に親し気な、抱擁やキスは、めったにない


Scheuzts, Stephen, Joyce N. Sprafkin
Portrayal of Prosocial and Aggressive Behaviors in Children's TV Commercials
Journal of Broadcasting, 1979, 23.1, pp33-40
・1974年の242のネットワークのコマーシャル、2226人の登場人物
・「白人」以外の登場人物のうち、17%が向社会的行動をした
・「白人」以外の登場人物のうち、4%が攻撃的行動をした
・「白人」は、「少数派」より攻撃的である


Reid, Pamela Trotman
raciak Stereotyping on Television: A Comparison of the Behavior of Both Black and White Television Characters
Journal of Applied Psychology, 1979, 64.5, pp465-471
・1977年の分析/28のコメディーにおける、人種構成、110人の登場人物
・「男性」の、「黒人」と「白人」の行為に、有意な差は見られていない
・「女性」は、「白人」よりも、「黒人」のほうが教養があり、支配的である
・「黒人」の「男性」は達成が高いが、「黒人」「女性」は低い。
・人種の構成による表現の変化について、「黒人」の番組に登場する「白人」は、まざったもの/白人ばかりのものよりもネガティブに表現されている


Harvey, Susan E., Joyce N. Sprafkin, Eli Rubinstein
Prime-time TV:A Profile of Aggressive and Prosocial Behavior
Journal of Broadcasting, 1979, 23.2, pp179-189
・1975年-1976年/一週間のプライムタイムの66の番組、946人の登場人物
・「白人」以外は、17%で、うち9%は「黒人」
・「黒人」登場人物は、「白人」よりも若干暴力的ではない。しかし、「黒人」以外の「少数派」は、あきらかに「白人」よりも暴力的である。


United States Commision on Civil Rights
Window Dressing on the Set, Updated
A Report of the United States Commision on Civil Rights 1979, January
1979
・1975年から1977年ドラマ番組、5042人の登場人物/1977年の15のネットワークニュース330ストーリー/テレビ産業の雇用
・「白人」「男性」は人口構成39.9%の割に、62.7%の登場をしめ、過大表現である/「白人」「女性」は人口構成41.6%の割に、24.1%の登場をしめ、過少表現である
・「少数派」「女性」は人口構成9.6%の割に、3.6%の登場をしめ、過少表現である/「少数派」「男性」は人口構成8.9%の割に、9.6%の登場をしめ、ステレオタイプ化した表現のきっかけである
・「少数派」は若く、職業が明らかでなく、明らかになると低い地位で描かれる
・ニュースのなかの「少数派」「女性」は登場しなくなった。「少数派」「男性」は2.4%-7.8へ増加。「白人」「男性」は78.7%-88.4%へ増加


Turow, Joseph
Occupation and Personality in Television Drama: An Industry View
Communication Research, 1980 7.3, pp295-318
1980
・「黒人」はブルーカラーでよく登場する
・アジア人は、犯罪ドラマで、低い地位の会社で登場しやすい
・「少数派」はホワイトカラーの職業のものが少ない。
・エスニックグループは「その他」に分類される職業で登場しやすい。


Weigel, Russel H., James W. Loomis, Matthew J. Soja
Race Relation on Prime-Time Television
Journal of Personality and Social Psychology, 1980, 39-5, pp884-893
・1978年の一週間のプライムタイムドラマ、63時間/91の人種間相互作用/980の広告
・コメディで52%「黒人」が、ドラマでは59%の「黒人」人種間相互作用を
・「黒人」が18%の番組で、77%分の時間登場
・人種間相互作用は形式的で友好的ではない。
・「白人」は95%の広告に登場したが、「黒人」は20%だけであった。77%のコマーシャルは「白人」のみであった。



Greenberg, Bradley S.
Three Seasons of Television Characters: A Demographic Analysis
Journal of Broadcasting, 1980, 24.1, pp49-60
1980
・1975年-1976年のテレビフィクション、1212人/1967-97年、1120人、1977-78年、1217人の登場人物
・「男性」より「女性」が3年つづけて多い、73%/71%/71%。「黒人」は10%/11%/9%と減少
・子供の登場人物が少なく、若者が多い。
・「黒人」の男女差は相同で、1/3以上が20代の登場人物。高い地位で仕事が少ない。ゲストとしての登場が少なく、レギュラー出演者が多い。コメディーで最も多く登場しやすい。土曜のアニメでも多く登場している。



Gerson Mauricio
Minority Representation in Network Television Drama, 1970-1976
Mass Communication Review, 1980, 7.3, pp10-12
・1970年-1976年の各一週間のプライムタイムと週末のネットワークドラマ番組
・74%が「男性」、87%が「白人」、8%が「黒人」、2%がヒスパニック、2%がアジア人、1%以下でインディアン
・1975年のサンプルで、「黒人」登場人物が明らかに増加。その他の「少数派」は同じ程度の表現にとどまった
・すべての集団は、インディアンをのぞき、犯罪者になるより、犠牲者になりやすい
・「黒人」とインディアンは殺されるより、殺しやすい。「女性」と「白人」/アジア人/ヒスパニックはその逆
・「少数派」の職業表現は、「白人」よりもコードがしずらく、74%のインディアン、47%のヒスパニック、45%の「黒人」は職業表現でコードができなかった


Gerbner, George, Larry Gross, Michael Morgan, Nacy Signorielli
Aging with Television Commercial: Images on television Commerials and Dramatic Programmings, 1977-1979
Annunberg School of Communication, University od Pennsylvania, 1981
・1977年から1978年のプライムタイムと週末の昼間のドラマに含まれたコマーシャルと、1979年の夕方のネットワークニュースのコマーシャル/1979のプライムタイム、510の週末の昼間、97のニュースのコマーシャル
・1977年から79年にかけて、登場人物の観点から非常に安定した世界となっている
・「黒人」は1/5のコマーシャルに登場するが、他の「少数派」はほとんど目につかない。
・特にヒスパニックは目につかなず、1.6%のコマーシャルに登場するにすぎず、昼間では1%以下である。ニュースの間では登場しなかった。
・「白人」が一人も登場しない広告は非常に少ない。プライムタイム/ニュース間で90%である。子供の番組は97%が白人が登場する
・「黒人」が単独で登場する広告は2%だが、「白人」が単独で登場する広告は70%である


Weigel, Russel H., Paul W. Howe
Race Relation on Children's television
Journal od Psychology, 1982, 3/1, pp109-112
・1979年の分析/土曜の午前8時から午後1時までの子供向けネットワークテレビ3週間
・「黒人」が6.6%分の時間しか登場しなかったため、人種間相互作用はほとんどなかった


Signorielli, Nancy
Marital Status in Television Drama: A Case of Reduced Options
Jounal of Broadcasting, 1982, 26.2, pp585-597
・1975年-1979年のプライムタイムのネットワークドラマ番組/1298人の主役と447の番組
・性別と人種は、他のキャラクター特性よりも結婚の有無を決定する上での重要な変数である
・「白人」「女性」は47%が独身で25%が既婚であったが、「白人」以外の「女性」は、24%が独身で41%が既婚であった。
・「白人」「女性」よりも「白人」以外の「女性」のほうが未亡人/離婚であることが多い。
・「白人」「男性」の34.8%は結婚しているかどうか分らなかったが、「白人」以外の「男性」は18.3%だけ分らなかった
・「白人」「男性」は19.3%が結婚していて、「黒人」「男性」は26.8%が結婚していいる


Lichter,Linda S., Robert Litcher
Criminals and Law Enforcers in TV Entertainment
Prime Time Crime, Washington D.C., the Medai Institute, 1983
・1980年-1981年の分析/6週間のプライムタイムの放送で、犯罪や法律に関わる番組263と、250人の犯罪者と417の犯罪
・1960年代末までに、「黒人」の登場は人口と比較的に近づいてきた
・「白人」以外は、多くは「黒人」は、テレビの犯罪の12%で登場する
・10%は暴力犯罪に、3%は殺人に関わる
・法律家の表現は、15%が「黒人」であった。


Barcus, F. Earle
Image of Life on Children's Television
New York. Praeger Publishers, 1983
・1981年の一週間のネットワークと独立局の子供番組で、235の番組と1145人の登場人物
・28%の番組セグメントが人種的に「統合」された「黒人」やその他の「少数派」が一緒に登場する世界であった。
・56%の番組で「白人」だけが登場する
・どのカテゴリーでも、「男性」が優位。
・その他の「少数派」より、「黒人」のほうが、「女性」の登場の構成が多い
・「黒人」はヒーローよりも悪漢で登場しやすいが、役割の重要さは低い
・その他の「少数派」は悪漢でしばしば登場する
・職業のある登場人物では、「白人」や「黒人」は専門/マネージの職業であるが、その他の「少数派」はクラフトマンは労働者、サービス業で登場
・商業番組では人種的民族的メッセージがない
・これらの番組では、「黒人」登場を表現するが、ステレオタイプで描いている。


Daniel Riffe, Helene Doldson, Kelly Saxton, Yang-Chou Yu
Females and Minorities in TV Ads in 1987 Saturday Children`s Programs
Journalism Quartly, 65.1,1989,pp129-136
1989
・1987年2週間の土曜日の朝の3ネットワークの番組に含まれたコマーシャル419本
・「スナックフード」(29%)「シリアル」(25%)「おもちゃ」(15%)「その他」(15%)「ファーストフード」(8%)「公的サービスの告知」(5%)
・28%は家庭の場面、11%はアウトドア、2%は学校や遊び場、42%はその他の現実的な場面
・2/3の広告は「白人」のみ。「少数派」のみの広告は一つもない。「白人」の登場人物は100%のコマーシャルで出演。しかし、少なくとも1/3のコマーシャルで少数派は登場していた。
・「白人」以外は全体で8.2%(うち5.9%は「黒人」)、アニメーションの人間でない登場人物32%の方が多い。分析を実写に限ったときは、86.5%が「白人」、13.5%が「白人」以外
・「少数派」「男性」は9.2%、「少数派」「女性」は4.3%
・「少数派」「男性」の大人は不可視的
・「少数派」134名のうち37%、それに対し、「白人」834人のうち48%が、話者としての役割
・834名の「白人」のうち22%が「少数派」と相互作用/134名の「少数派」のうち77%が「少数派」と相互作用(ただし「少数派」は「少数派」が多い広告に登場)


Zieger, Dhyana, White, Alisa
Women and Minorities on Network Television News:an Examination of Correspondents and Newsmaker
Journal of Broadcasting & Electronic Media, 34.2, 1990
・1987年の3週間のニュース報道をランダムに選択/1989年の2週間の連続したサンプル
・87年は202のストーリーが「白人」の通信員によって(93.5%)/14のストーリーが「白人」以外の通信員によって(6.5%)
・89年は312のストーリーが「白人」の通信員によって(93.1%)/23のストーリーが「白人」以外の通信員によって(6.9%)
・「白人」男性によって報道されたトピックは、主に「政治/政府/国際/犯罪/政治」などで、この当時のイベントトピックにもよくふれた。「白人」以外は、「国際/政治」などにふれることがほとんどなく、イベントトピックに登場しない。


Licata, Jane W., Biswas, Abhijit
Representation, Roles, and Occupational Status of Black Models in Television Advertisements
Journalisz Quartely, 70.4, 1993
・1990年秋6カ月の主なテレビ視聴率調査サービスのデータから、プライムタイムの上位5つの「普通の」番組と「黒人向け」番組でコメディとバラエティー/1991年春の上位10位の視聴率の番組から、「普通の」番組5つと「黒人」向け番組5つ/11時間の番組、318のコマーシャル、全時間で140分10秒のコマーシャル
・「黒人」は公共施設やサービスの広告(それぞれ67%/56%)で最も多く登場し、「男性」が「女性」より2倍近く登場する
・人が登場する213の広告で、35.2%は少なくとも一人も「黒人」モデルが登場
・「黒人」の製品との相互作用のレベルでは、製品の価値の機能から、価値の高いものよりも価値の低いものと相互作用するという傾向がみられた。
・「タイピカルな番組」と「黒人向け番組」を比較して、「黒人」を主役とした広告は、「黒人向け番組」では非常に高い割合でみられた。広告は「タイピカル」に見せるよりも「職能」によって表現している


製作/著作 日吉 昭彦/ひよし あきひこ


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