....TV is still black and white when it comes to portraying minorities....
Spears, George, Seydegart, Kasia
訳出はインターネットのコピーから
http://www.media-awareness.ca/eng/issues/minrep/resource/articles/tvo.htm
カナダのオンタリオのテレビ番組における人々や登場人物の描写に関する調査である。人種的・民族的マイノリティは全ての人物描写の17%を占めていることが明らかになった。
1988年から1989年のシーズンのTVオンタリオ・ネットワークから344時間の番組をサンプリングし、700以上の番組と、登場した6000人以上の人間やアニメキャラクターを分析した。スクリーン上の人数を数えるだけでなく、役割についても記述している。
登場人物は以下のようなグループにカテゴライズされる。
・番組スタッフ(ホストやナレーター)
・俳優、パファーマー
・ゲストやインタビューされる人
・アニメ・キャラクター
上記のグループのうち3グループでは、明確な人種構成の差は見られなかった。
それぞれのグループの少数派の割合は
・俳優、パファーマー 18%
・番組スタッフ 15%
・ゲストやインタビュー 17%
である。
しかし、ほとんどの少数派は、比較的少ない番組中に登場している。TVOの番組全体に配給されているわけではない。カナダの中心的な番組における、人種的・民族的マイノリティはカナダ社会における中心的な役割を演じているというよりも、マージナルな役割を演じていると断言できよう。一般的な番組に人種的・民族的マイノリティが登場していないのは問題である。
TVOntarioの英語番組における人種的・民族的マイノリティの登場の割合は、民間放送のサンプルで観察されたもののおよそ2倍である。CRTC'が1984 年に行ったカナダにおける民間放送の英語番組の調査では、少数派でインタビューされる人は5%、ドラマに登場するのは9%、広告では7%という結果であった。1986年に行われたGovernment of Ontario のテレビ広告の調査では、10%が人種的・民族的マイノリティの登場人物であった。
役割では、白人と人種的・民族的マイノリティにはほとんど違いが見られなかった。人種的・民族的マイノリティは白人よりもよりパフォーマンス的な役割(音楽家やダンサーなど)で登場しやすいというのが一つの違いであった。
TYOネットワークのフランス語番組では、人種的・民族的マイノリティは、スクリーンに現れたものの5%を占めた。ほとんどの人種的・民族的マイノリティは、TVオンタリオが制作した番組に登場した。
理想的には、テレビは公平で、社会の人口統計に比例したバランスが取れているべきである。しかし、歴史的にテレビはこの理想に緊密には接近していない。
George Spears and Kasia Seydegartは Erin Research社のプレジデント。 二人はメディアと暴力、女性と少数派、人種主義などに関する報告書がたくさんある。が、この論文の元は未確認。
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製作/著作 日吉 昭彦/ひよし あきひこ copyright 2002 Akihiko HIYOSHI all rights reserved
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