.....The under-representation and mis-representation of minorities by news media are not accidental. They are the product of the convergence of the mechanics of news gathering and dissemination with the desire of those in positions of influence to maintain their privileged positions .....
Ungerleider, Charles
カナダの新聞における人種・民族的マイノリティのイメージを分析したもの。ニュース記事の構造分析の視点から、人種・民族的マイノリティイメージの形成のメカニズムを分析した。
カナダ人の人種・民族的マイノリティに対する考え方はメディアに影響を受けている。
人種・民族的マイノリティに対する関心は、放送や新聞、ニュース雑誌の内容や位置付けに影響されている。
一般的に人種・民族的マイノリティは、ニュース制作者や専門家、ニュースメディアによって示される市民のいずれにおいても「過小な表現」になっている。
人種・民族的マイノリティがメディアで注目されるとき、ニュース制作者や専門家、あるいは同時代の出来事に反応する「市民」としてよりも、悪漢や犠牲者として描かれやすい。
こうしたメカニズムに、ニュースソースにおける政治的と経済力、権力の分配があげられる。社会における主要なニュースソースとは、人種・民族的マイノリティが明らかに「アンダーリプレゼント」な組織である。
ニュースのパッケージ化とコピーキャットがジャーナリズムにおいて問題となっている。人種・民族的マイノリティのイメージが、こうした情報ソースの真の姿から離れて行く。
ニュース内容の物語(ナラティブ)の構造は、人種・民族的マイノリティの誤った認識を寄与するメカニズムである。ほんの小さなセグメントや人数でしかないものが、カテゴリーで報道され、フレームワークで物語を鋳造されることによって、イメージが増幅する。
カナダのジャーナリストのイデオロギーは、既存の社会構造やエリート個人主義、企業や事業家による資本主義とその政治という内面に存在する。文化的・社会多様性への不寛容は、カナダの社会生活構造や、学校とメディアという社会化の支配的な機関によって社会化された、広範囲の態度や行動のうちに、作り上げられている。売れるニュースを示し、個人や資本主義を賞賛してエリート政治を強化するトピックのなかでは、人種・民族的マイノリティが顕著に目立つことはない。
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Contents Analysis Review |
製作/著作 日吉 昭彦/ひよし あきひこ copyright 2002 Akihiko HIYOSHI all rights reserved
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