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Karim, Karim H.

Covering refugees with figures of speech
Content magazine
January
1988



訳出は
http://www.media-awareness.ca/eng/issues/minrep/resource/articles/karim.htm
よりまとめたもの。

カナダのトルコ系難民へのステレオタイプを分析した記事である。難民の状況を報告するために使用される新聞記事に用いられた比喩についての構造的で定性的な分析である。

カナダのトルコ系難民を表現した記事の事例として、
1987年のカナダのモントリオールでの難民申請者の記事では「洪水」のイメージが用いられた。water rushing/floodなどである。モントリオール新聞でも、1986年12月30日の記事では「空港が難民で氾濫する/....flood Mirabel airpor」など「水」をイメージさせる言葉が用いられている。「難民の洪水/洪水を止めるための手段」や「流れる、流れる、流出する、冠水した、潮、波、湿地および大洪水」などの形容とともに「洪水」の暗喩が記事を通じて広まり、政治システムを「パイプラインや堤防」に例える記事とともにネットワーク化される。

こうした表現は、誇張された統計的事実とともに、我々の領域への「顔の見えない」侵入という、強烈な恐ろしいイメージをつくり出した。パターンの一貫した陳腐な記述が、偏った統計と結びつき、報道の中立性は損なわれる。

同時代の人々の記述に不可欠にとなりつつあるこうした表現は、特定の人々や集団に対する、反復的で一貫した否定的で「無生物的/活気のない」な隠喩であり、人間性を失わせることにつながる。

Karim H. Karimはカナダにおけるマルチカルチュアリズムの研究家。南アジアのディアスポラ/イスラムとマルチカルチュアリズム/エスニックメディアなどを研究している。


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ranslated & Summarized by 日吉 昭彦
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