.....日本人の「脱亜入欧」志向は今に始まったことではないが、人種的にも地域的にもまぎれまないアジアの一員である日本人の選択がいつまでもこの調子でよいのか、疑問を感じる....
笹川厳
日本人の"メンタル・マップ"- 「国好み」の構造と変化
TBS調査月報
1992、N.402
pp56-59
さまざまな事物についての「好み」を調べる調査の一貫で、「国」についてのイメージを調査した結果の論文である。
13才から60才までの男女1000名を対象に東京/大阪で行った。約30の国名をあげて、好きな国をチェックさせ、5%以上のチェックがついた国を分析した。77年、83年、91年に行われた調査の因子分析によるまとめである。
分析される国は、アメリカ/カナダ/スウェーデン/イギリス/フランス/オランダ/スイス/イタリア/スペイン/ギリシャ/ドイツ/オーストラリア/中国。
70年代から90年代にかけて人気の国には変化がある。人気が上昇したのはオーストラリアとイタリア。90年代にギリシャ/アメリカ/カナダは下降傾向がある。
ヤング好みはヨーロッパ、中年好みは非ヨーロッパの傾向がある。
男性は重厚なイメージと大国志向で、女性は洗練された中堅国志向
国好みの傾向の変化は、ポストバブルの90年代社会動向全般に通亭するだろう。
|
Contents Analysis Review |
製作/著作 日吉 昭彦/ひよし あきひこ copyright 2000 Akihiko HIYOSHI all rights reserved
↑トップページ(NOTE TO TONE h.p.)へ
contact2☆note-to-tone.tv
(☆を@に変えてください)
*ご利用の際は御一報ください。このページはあなたの善意や好意、正義や、他者への努力を思いやり心で成り立っています。 *出典記載なしでのご利用は御遠慮ください
←内容分析文献リストへ戻る
←文献紹介のトップへ戻る
←日吉昭彦のトップページ(Duce h.p.)へ