...Because of the medium's capacity for fixing an image in the public mind, its resonsibility for avoiding stereotapic and demeaning depictions becomes central to its roles .....
U.S. Commision on Civil Rihts
Window Dressing on the Set, Updated
A Report of the United States Commision on Civil Rights
1979
テレビ広告の「少数派」および「女性」表現に関してドラマ番組とニュース報道を通じて内容分析調査を報告するとともに、メディア産業における「少数派」と「女性」の雇用状況について分析し報告する報告書である。アメリカ国家の要請により、United States Commision on Civil Rightsが行ったもの。1977年度版のアップデート版である。
前半部に、1970年代中盤の「少数派」と「女性」に関する表現および雇用についての歴史的な考察がある。
ドラマの内容分析の方法は、ほぼ77年度版と同様で、1975年から1977年ドラマ番組、5042人の登場人物、1977年の15のネットワークニュース330ストーリー、テレビ産業の雇用状況についての調査報告書だ。
その結果
ドラマでは、「白人」「男性」は人口構成39.9%の割に、62.7%の登場をしめ、過大表現である/「白人」「女性」は人口構成41.6%の割に、24.1%の登場をしめ、過少表現である
「少数派」「女性」は人口構成9.6%の割に、3.6%の登場をしめ、過少表現である/「少数派」「男性」は人口構成8.9%の割に、9.6%の登場をしめ、ステレオタイプ化した表現のきっかけである
「少数派」は若く、職業が明らかでなく、明らかになると低い地位で描かれる
ニュースのなかの「少数派」「女性」は登場しなくなった。「少数派」「男性」は2.4%-7.8へ増加。「白人」「男性」は78.7%-88.4%へ増加
などが上げられる。
時系列的な分析事例として、先の77年度版とともに、ドラマにおける登場人物の内容分析の代表的な報告書の一つで、参考になる。
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Contents Analysis Review |
製作/著作 日吉 昭彦/ひよし あきひこ copyright 2000 Akihiko HIYOSHI all rights reserved
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