...The findings of this report show that despite advances made in portrayal as well as in employeement oppotunity, minorities and womes-- particuraly minority women -- continue to be underrepresented in dramatic programs and on the news and their portrayals continue to be stereotyped.....
U.S. Commision on Civil Rihts
Window Dressing on the Set, Women and Minorities in Television
A Report of the United States Commision on Civil Rights
1977
テレビ広告の「少数派」および「女性」表現に関してドラマ番組とニュース報道を通じて内容分析調査を報告するとともに、メディア産業における「少数派」と「女性」の雇用状況について分析し報告する報告書である。アメリカ国家の要請により、United States Commision on Civil Rightsが行ったもの。
前半部では、「少数派」と「女性」に関する表現および雇用についての歴史的な考察がある。1950年代から1970年代にかけて、公民権運動を背景としたメディア表現の変化および、メディアをめぐる表現と雇用に関する運動を歴史的に考察している。
ドラマの内容分析では、1969年から1974年までの秋の一週間の、ネットワークのドラマ番組(テレビ映画/アクション-/アドベンチャー/メロドラマ/コメディー)について、午後8時から午後11時までのものおよび、土曜の子供のドラマ番組(アニメを除外)をサンプルとして内容分析を行っている。
分析に含まれた登場人物は、話す役割を持つ登場人物である。
主役は、リードする役割の登場人物で、物語の中心である。それ以外は脇役となっている。登場は、性別、人種、年齢、経済、マテリアル、両親の地位、表現の「よさ」、をコーディングしている。職業的カテゴリーは、マネージャーや、専門家、との働くフィールド、つまり政府かビジネスか、などが分類されている。
6671人の登場人物が分析されている。
ニュース報道の内容分析では、1974年-1975年の15のネットワーク・ニュースを対象に230ストーリーを分析している。
その結果 「白人」は過大登場(89.1%)/「女性」(26.1%)と特に「少数派」「女性」(2.3%)は過小な表現
「少数派」「男性」は海外やエスニックな場面に限定して登場/トーケニズムな登場
「女性」と「少数派」はニュースメーカーとニュースレポーターとしてほとんど登場しない
「少数派」と「女性」の運動の記事は非常に少ない
などが上げられる。
時系列的な分析事例として、後のアップデート版とともに、ドラマにおける登場人物の内容分析の代表的な報告書の一つで、参考になる。
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Contents Analysis Review |
製作/著作 日吉 昭彦/ひよし あきひこ copyright 2000 Akihiko HIYOSHI all rights reserved
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