地理学

年度 2008
科目名 地理学
教員名 大島 治
授業概要 世界は今、急速なグローバリゼーションの波にもまれている。政治・経済に限らず、地球温暖化をはじめとして、一国・一地域では対処しきれない地球規模の課題を多くかかえている。人類は世界各地に文明を生み、文化・歴史を築いてきた。それぞれ地域の風土・自然環境に根ざした発達を遂げ、そこに様々な違い・多様性も生まれている。調和の取れた平和な世界を目指すとき、地球規模の広い視野で世界を見渡し問題を解決できる目、「地球市民の目」が欠かせない。地理学はその目を養う上で最も基礎的な位置を占めている。
授業では、世界・日本を旅するように各地の地史・地誌に触れる。地域により歴史・文化の重要部分にも触れる。地理の知識を身につけ、特に地誌的理解を深めることによって、自ら「目」を養ってもらいたい。授業は理解し易いよう、画像・映像資料を多数用いる。なお、地図に親しむことはこの授業で必須となる。
授業計画 ①. 生命の星・地球(最新の地球科学から):プレートテクトニクス、日本列島の成因・発達史
②. 地形とその成因:地殻変動と地震活動、火山活動、浸食・堆積作用
③. 気象と気候:大気循環、海洋と水の循環、世界の気候、日本の気象、気候変動
④. 世界地誌各論:ヨーロッパ、西~中央アジア、インド、東アジア、北米、中南米、アフリカ、オセアニア
⑤. 日本地誌と日本の自然:北海道~沖縄
⑥. 自然災害とその対策:地震災害、津波災害、地盤災害、風水害、火山の災害と恵み
⑦. 地球環境問題:地球温暖化、大気汚染、森林破壊、酸性雨ほか
⑧. 地形図の判読、空中写真の実体視、衛星写真(これらは短時間実習形式で行う予定)
評価方法 期末試験を行う。授業の進行にあわせてミニテストまたはミニレポート提出を併用することもある。
教科書
参考書
メッセージ 受身でなく自ら何かを知ろうと取り組んでみれば何事も楽しいものである。何気ない景色や風景写真にも、考える材料・問題は多数ひそんでいる。きっかけをつかんで考え始めると、普段の無意識状態から目を開き始める。見えなかったものが見えてくる。更に学ぶ意欲も湧いてくる(のが普通である)。この授業では地理を通じて、そのようなきっかけを多数ちりばめる予定である。
授業とは別に、地図には居乍らにして世界を旅できる無限の世界がひろがっている。衛星写真を通じて世界各地を瞬時に訪ねることも容易になった。地理の楽しさを十分に味わってもらいたい。