| 年度 | 2008 |
|---|---|
| 科目名 | 情報システムと経営活動(S) |
| 教員名 | 真鍋 龍太郎 |
| 授業概要 | 情報学部に入って来て,特にステム学科に入学したのに,「情報システム」とは何かをはっきり説明できなかったり,「コンピュータを勉強するのです」としか言えないのでは恥ずかしい. この科目では,これから学んでいく「情報システム(IS)」とはどんなものか,ISについて何を勉強をしていくか,特に企業活動との関連で,全般的な展望を与えることをねらう.選択科目ではあるが情報システム学科生は2年生のうちに履修してもらいたい. 情報システムは,組織がその目標を達成するために,情報を集め,蓄え,処理し,伝達し,利用するためのしくみで,仕事の行い方や手順ともいえ,それを支えるために通信系を含んだ情報処理システムがある.従ってその目標に依存していろいろな形のものがあるし,情報処理システムはその一部であるに過ぎない. 特に,情報システムの企画,設計,開発,運用などに関わったり,利用する仕事をしていこうとする者は是非履修されたい. |
| 授業計画 | イントロダクション 親からの送金,JRの指定券の購入,コンビニなどの例から情報化以前と情報システム化後を比べて,情報システムとは何かを考える イントロダクション(2) オンライン書店,PCの直接販売などの例から,情報システムの発展と役割を考える ワークシステムと情報システム ワークシステムとそのフレームワークを導入し,情報システム(IS)の基本的役割りを考える システムとしてのビジネスプロセス 一般システムを考え,ビジネスプロセスをそのようなシステムとみなして,ビジネスプロセスを知る.また付加価値の概念を導入する 情報システムの実際 実際の情報システムがどんなものかを,ある企業の実際の情報システムの例で詳しく見る 情報システムの競争上の役割 競争優位を追及する企業活動の中で果たす情報システムの役割をみる データフローダイヤグラム(DFD) 情報システムをデータの流れや処理過程を中心に記述するDFDの読み方,書き方を勉強する.この授業のなかでシステムの記述の道具としてDFDを使うので データベースと情報システム 情報処理システムはいくつかのDBからデータを取り出して新たな処理をし,元のDBに返したり,新たなDBを作ったりということをするものだといえる.DBとは何かとその機能を知っておく. データモデルと情報システム(2) 個人,組織/企業,公共DBなどの種類と役割,ISの構築,運用の基礎としてのDBMSの役割を知る 情報システムの企画 部門別のシステムを持っていた企業が統合的な情報システムを持つにいたるケースから,システムの企画の重要性を知る. 情報システムの開発 情報システムの開発の諸段階を知ると共に,開発の諸方法,伝統的開発法,プロトタイピング,パッケージの利用などの開発法,あるいは必要なシステムをその都度オンラインで借りてきて使うなどのISの導入法を学ぶ.またプロジェクト管理としての諸相があることを学ぶ. 情報システムと人間 情報システムと人間,環境,社会との関係や情報モラルなどの問題 情報化と社会 情報化あるいは情報システムにより社会がどのように影響されるか変わったか e-ビジネスとセキュリティ 新しいビジネスモデルとその周辺でのセキュリティーの問題と対策 情報システム産業と人材開発 コンピュータ産業,情報産業の構造の変化と多層化を知り,さらに情報技術試験の制度,情報技術者のキャリアパスなどを知り,今後の学習計画の参考になるようにする 講義の随所で,できるだけ具体的な事例や,情報システムをめぐる新聞記事やカレントな話題に触れるようにする. |
| 評価方法 | 主として学期末試験で評価する。ただし、出席状況と授業のなかで随時行う小テストと宿題も参考にする。 |
| 教科書 | |
| 参考書 | |
| メッセージ | 新聞に「情報システム(あるいは単にシステム)」という言葉はよく出て来る.それらは,狭い意味の情報システムを指すこともあるし,この授業で対象とする広い意味の情報システムを意味することもあり,使われている状況も様々である.そこで,新聞を毎日読んで,この用語が出ている記事を見つけて切り抜いておいてみて下さい.(これを使う問題を宿題や期末の課題に出すこともある.) 就職試験のときに必要だからと,その直前になって新聞を取り始めたり,読み出したりしても,読み方もわからず,必要なことを読み取ることもできない.その準備としても,2年のうちから読み始めてください. |