| 年度 | 2008 |
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| 科目名 | プロジェクトマネジメント(S) |
| 教員名 | 真鍋 龍太郎 |
| 授業概要 | 情報システムの開発と構築は、色々な職能を持った多数の人々がかなりの期間をかけて行う生産活動であり、しかも一定の品質を保って稼動し、新しい目的や業 務を達成するものを作り上げるプロジェクトである。それほど規模は大きくはない個別のシステムの開発もあるが、今日では広範囲の組織や業務をカバーする大 規模なシステムの開発が必要になり、開発プロジェクトの企画・計画や実施の管理をするためのマネジメントや管理技術が必要になってきた。世の中には、開発 したが大きな欠陥が生じたり、動かないシステムがあるのは、マネジメントの失敗の結果として生ずることが多い。この科目では、情報システム開発プロ ジェクトにおけるマネジメント技術の必要性を認識したうえで、決められた予算,リソース,目標納期のもとで、ユーザの要求を高い品質で達成できるような情 報システムを開発するプロジェクトを計画し管理する基礎と方法を学習する。従って以下で「プロジェクト」とは、プロジェクト一般ではなく、情報システムの 開発プロジェクトを指している。 |
| 授業計画 | プロジェクトの特性とマネジメントの必要性 (この項は2回にわたる) I. プロジェクト失敗の要因と成功のポイント II. ISプロジェクトのライフサイクル III.プロジェクト組織とプロジェクトマネジメントの仕事 プロジェクト・マネジメントの知識体系(PMBOK) の概要 スコープ・マネジメントの概要: スコープの定義とWBS(ワーク・ブレイクダウン・ストラクチュア) 演習:WBSの作成 タイム・マネジメントの概要: スケジュールの重要性とその作成,表現方法,PERTの基礎 タイム・マネジメント(2): PERTの応用 タイム・マネジメント(3): PERTの演習 コスト・マネジメントの概要: コスト見積りの種類,目的,技法 品質マネジメントの概要: 標準化と規格,品質保証,品質管理 リスク・マネジメントの概要: リスクの定義,危機管理の計画 コミュニケーション・マネジメントの概要: コミュニケーション計画,コンフリクト・マネジメント ファンクション・ポイント法によるプロジェクトのロードなどの見積り CMMに基づくプロジェクトの進め方の評価 まとめと総合演習 |
| 評価方法 | 期末試験または期末レポートを主な評価の対象とし,それに小テスト,および演習の課題のレポートなどを加味する. |
| 教科書 | |
| 参考書 | |
| メッセージ | システムというと「コンピュータを使った」と考えられるが、コンピュータはデータを処理する手段である。 コンピュータがないシステムも対象として考えなければならない。「システム設計」は情報システムを構築する方法を学ぶ。ここではそれを基にシステムを具体的に作るさいに、与えられたリソース(資金,人材,開発環境のシステム) をいかに用いて、品質の高いものを作るか、その方法を学ぶ。開発も未経験の諸君にそのマネジメントの局面を理解してもらうのは難しいが、将来のためにも、マネジメントの実際を学んでおく必要がある。毎回の授業は,それぞれトピックスが異なるため,その日のうちに理解しておく努力をし、やむを得ず欠席したときは次回までに、友達に聞いたりノートを借りたり、分からなければ担当者に質問に来るなりして補うこと。 |